さっきサイト見てきたら、カウンター20999だった! 自分でキリ番踏まないよう慌てて回避してきましたが、誰か21000踏んだかな?
時代考証付きのシリーズ第2弾です。
正確に言うと第2弾の第2弾なのか?
今回はネコとハヤブサと月9で。
「東京ラブストーリー」と「101回目のプロポーズ」が放映された、月9の黄金時代がこの年だったようです。
医局入りたてって同期三人は25くらいでしょうか? まさにトレンディ・ドラマ世代! ……似合わないけど。
が、周辺看護師にはメいっぱいハマってた人もいるんじゃないのかなぁと思います。「サラダ記念日」発言から見るあたり、ハヤブサも好きそうだ。
時代考証付きのシリーズ第2弾です。
正確に言うと第2弾の第2弾なのか?
今回はネコとハヤブサと月9で。
「東京ラブストーリー」と「101回目のプロポーズ」が放映された、月9の黄金時代がこの年だったようです。
医局入りたてって同期三人は25くらいでしょうか? まさにトレンディ・ドラマ世代! ……似合わないけど。
が、周辺看護師にはメいっぱいハマってた人もいるんじゃないのかなぁと思います。「サラダ記念日」発言から見るあたり、ハヤブサも好きそうだ。
「花房ぁ、月曜の夜勤代わってくれる?」
シフト表を見ていた猫田が唐突に顔を上げて言った。
言われた花房の方は首を傾げてしまった。
まず、月曜の自分のシフトを思い出そうとしたのが一つ。
もう一つは、猫田にシフトチェンジを頼まれるなど、滅多にない事態を怪訝に思ったせいだった。
何せ、猫田は徹底した怠け者だ。
シフトを弄ると後の調整が面倒臭い、という理由で、シフトの交換を申し出たりはしない人である。
「珍しいですね。何かあるんですか?」
「ドラマ見るのよ」
花房が尋ねると、猫田はあっさり答えた。
花房は目を丸くしてしまった。
「月曜日? もしかして月9? 猫田主任、見てらっしゃるんですか?!」
「そこまで驚くことないでしょう、失礼なコねえ」
「ああ、いえ……ちょっと意外で」
バカ正直に顔に出してしまった花房を、猫田は横目で睨みつける。
花房はごにょごにょと口調を濁して誤魔化した。
意外だ。ハッキリ言ってものすごく意外だ。
流行り廃りなど物ともしない風情の猫田が、流行の最先端、猫も杓子もの月9ドラマを見ているなんて。
まして、そのためにシフトチェンジを申し出るなんて。
……花房もしっかりビデオ録画をしているので、他人をどうこう言えたクチではないのだが。
「ビデオ録ってないんですか?」
「録ってるわよ。でも本放送で見たいの」
「そんな我儘な…………」
そこまで理不尽を堂々と言われてしまうと、花房は呆れるより外に無かった。
「美和ちゃん、美和ちゃん」
驚きと呆れのために花房が返事出来ずにいると、猫田が花房を可愛らしい声で呼んだ。花房は慌てて顔を上げる。
そんな花房に猫田はにっこりと笑い、
「迷わ~ずにぃ、せいえーすっ♪」
お茶目な顔でドラマの主題歌を歌った。
「せいえす」は"Say Yes"。ハイと言え、の意味だ。
しかしこの場面でそれは。
「意味違うじゃないですか!」
あんまり可笑しくて、花房は声を上げて笑ってしまったのだった。
シフト表を見ていた猫田が唐突に顔を上げて言った。
言われた花房の方は首を傾げてしまった。
まず、月曜の自分のシフトを思い出そうとしたのが一つ。
もう一つは、猫田にシフトチェンジを頼まれるなど、滅多にない事態を怪訝に思ったせいだった。
何せ、猫田は徹底した怠け者だ。
シフトを弄ると後の調整が面倒臭い、という理由で、シフトの交換を申し出たりはしない人である。
「珍しいですね。何かあるんですか?」
「ドラマ見るのよ」
花房が尋ねると、猫田はあっさり答えた。
花房は目を丸くしてしまった。
「月曜日? もしかして月9? 猫田主任、見てらっしゃるんですか?!」
「そこまで驚くことないでしょう、失礼なコねえ」
「ああ、いえ……ちょっと意外で」
バカ正直に顔に出してしまった花房を、猫田は横目で睨みつける。
花房はごにょごにょと口調を濁して誤魔化した。
意外だ。ハッキリ言ってものすごく意外だ。
流行り廃りなど物ともしない風情の猫田が、流行の最先端、猫も杓子もの月9ドラマを見ているなんて。
まして、そのためにシフトチェンジを申し出るなんて。
……花房もしっかりビデオ録画をしているので、他人をどうこう言えたクチではないのだが。
「ビデオ録ってないんですか?」
「録ってるわよ。でも本放送で見たいの」
「そんな我儘な…………」
そこまで理不尽を堂々と言われてしまうと、花房は呆れるより外に無かった。
「美和ちゃん、美和ちゃん」
驚きと呆れのために花房が返事出来ずにいると、猫田が花房を可愛らしい声で呼んだ。花房は慌てて顔を上げる。
そんな花房に猫田はにっこりと笑い、
「迷わ~ずにぃ、せいえーすっ♪」
お茶目な顔でドラマの主題歌を歌った。
「せいえす」は"Say Yes"。ハイと言え、の意味だ。
しかしこの場面でそれは。
「意味違うじゃないですか!」
あんまり可笑しくて、花房は声を上げて笑ってしまったのだった。
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