早速本日の記念日参ります。
雑誌広告の日/電報の日/縁結びの日/いい五世代家族の日
「いいご縁」の語呂合わせでしょうね。これは外せんでしょう!
カウンター26666をヒットしましたが、キリ番お知らせ機能が作動しなかったようです。原因に心当たりあるのですが、くっそ、忍者は時々面倒臭い……。
お心当たりの方、リクエストありましたら是非どうぞです。
雑誌広告の日/電報の日/縁結びの日/いい五世代家族の日
「いいご縁」の語呂合わせでしょうね。これは外せんでしょう!
カウンター26666をヒットしましたが、キリ番お知らせ機能が作動しなかったようです。原因に心当たりあるのですが、くっそ、忍者は時々面倒臭い……。
お心当たりの方、リクエストありましたら是非どうぞです。
「ほい、これ。遠征土産」
「あ、どうも」
速水に渡された駄菓子を受け取って、田口はぴょこんと頭を下げた。
確か、名古屋の方に遠征に行っていたのだったか。
名古屋限定みそ味のスナック菓子というジャンクな土産は、笑い話としても最適であろう。
しかし、一緒に渡された紙袋は何だろう。
「…………何で?」
袋の中身を覗いて、田口は首を傾げてしまった。
ピンク色の小さな御守りにはしっかり縁結びと刺繍がしてある。
どうして速水が縁結びの御守りを寄越すのか、そこのところがちっとも田口は解らない。
田口の怪訝そうな視線に、速水は逆に胸を張った。
「見つけたから買ってきた」
「何で」
「お前に必要だと思ったからな」
「よけーなお世話だっ!」
田口は当然ながら怒った。怒らずにいられるか、だ。
しかし速水は平然としたものだった。
「効くといいな、行灯」
「五月蠅い、バカ速水っ!」
紙袋ごと御守りを握りしめて田口は叫んだ。
速水はからからと笑って去っていく。
癪に障るが、かと言って気が咎めて捨てることも出来ない自分を思い、田口は長い溜息を吐いたのだった。
速水が密かに御守りに込めた願いを、当然ながら田口は知らない。
「あ、どうも」
速水に渡された駄菓子を受け取って、田口はぴょこんと頭を下げた。
確か、名古屋の方に遠征に行っていたのだったか。
名古屋限定みそ味のスナック菓子というジャンクな土産は、笑い話としても最適であろう。
しかし、一緒に渡された紙袋は何だろう。
「…………何で?」
袋の中身を覗いて、田口は首を傾げてしまった。
ピンク色の小さな御守りにはしっかり縁結びと刺繍がしてある。
どうして速水が縁結びの御守りを寄越すのか、そこのところがちっとも田口は解らない。
田口の怪訝そうな視線に、速水は逆に胸を張った。
「見つけたから買ってきた」
「何で」
「お前に必要だと思ったからな」
「よけーなお世話だっ!」
田口は当然ながら怒った。怒らずにいられるか、だ。
しかし速水は平然としたものだった。
「効くといいな、行灯」
「五月蠅い、バカ速水っ!」
紙袋ごと御守りを握りしめて田口は叫んだ。
速水はからからと笑って去っていく。
癪に障るが、かと言って気が咎めて捨てることも出来ない自分を思い、田口は長い溜息を吐いたのだった。
速水が密かに御守りに込めた願いを、当然ながら田口は知らない。
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