いいお肌の日

本日の記念日

八ヶ岳の日/刃物の日/いい歯並びの日/いいお肌の日/たぬき休むでぇ～/歯ぐきの日

になります。118で「いいハ」の語呂合わせですね。
「たぬき～」はどこかの観光地の信楽焼のたぬきが、今日はお休みなんだそうです。
このお題を将軍と行灯でやったら、行きつく先は想定の範囲内にしか収まらないので、その他の面々で。
やっぱり女性陣だろうな、このテのネタは。


27000ヒットの鈴木さま。
メッセージ受信しました。ヒットおめでとう御座います！
近日中にアップ出来るよう頑張りますので、お待ち下さいませ。


も一つ私信。
日記で埼玉情報上げて下さったNさま、有難う御座います。
茨木と山梨の方、情報待ってまーす。

育児休暇中の看護師が、藤原に会いに不定愁訴外来に顔を出した。
子供の予防接種の為に病院に来ていたそうである。
すっかり話の盛り上がる女性陣に、田口は一人居た堪れない思いをしていた。
かと言って、場所を移動するのは面倒臭い。
女性たちの話を礼儀正しく聞かないふりをしているが、どうしたって聞こえてくるものはあった。

「ほんと、お肌つるつるねえ……アトピーとかは大丈夫？」

赤ん坊を抱っこしている藤原は、赤ん坊の頬を指の背で撫でながら呟いた。
藤原の声には羨望が滲んでいる。

「はい。ご近所の子がアトピー酷くって、ちょっと可哀想なくらい」
「そうよね、酷い子は本当に酷いもの。それにしても、ホントつるつる、ぷにぷにだわぁ。若いっていいわねえ」
「若いって、そんなっ」

藤原の言葉に、母親の看護師は声を上げて笑う。
若いじゃなくて幼いだろう、と田口も密かに思う。
藤原も解っていて言っているのだ、くすくすと笑いながらまた赤ん坊の頬を突っついた。

「ふえ……っ、んぎゃあっ」
「あらあらあら」

あんまり遊ばれ過ぎて、赤ん坊がむずがり始める。
田口は内心狼狽したが、産科も経験済みのベテラン看護師・藤原は慣れた手つきで赤ん坊をあやした。
ちょっとむずがっただけで、すぐに赤ん坊は静かになる。
ほっと息を吐いた田口を横目で見て、藤原は面白そうに笑ったのだった。