連載が長引くと、前振りに困るのは相変わらずです。
他の方の日記を読む時、妄想関係(←失礼な)が一番楽しいのですが、霧島の場合、妄想をお披露目するとネタが減るので、うっかり妄想を語れません。こういう妄想系はそのうちみんな「一発芸」になります。
それなら、「妄想したけど自分じゃ形に出来なさそうな」妄想の話でもしてみようと思います。
題して二人の速水ネタ。
朝起きたら、隣りに臨海署のヘッド・速水直樹がいた?!
骨の折り方は知ってても繋ぎ方は知らないヘッド速水に振り回される行灯先生。
将軍の車を、有り得ないテクニックで乗り回すヘッドにトキメキながらも、「やっぱりお前が一番いいよ」という展開へ持って行くワケさ。
逆に、寝てる班長の隣りに突然現れた将軍、とか。
あーでも剣道出来るんだから、将軍って警察官も可か……スープラで峠バトルは出来ないだろうが。
どうしてこれに挫折したかって言えば、ヘッドに対する研究が進んでないからです。
愚痴外来関係で、安積班も詳しい方(もしくは逆)、やってみませんか?
他の方の日記を読む時、妄想関係(←失礼な)が一番楽しいのですが、霧島の場合、妄想をお披露目するとネタが減るので、うっかり妄想を語れません。こういう妄想系はそのうちみんな「一発芸」になります。
それなら、「妄想したけど自分じゃ形に出来なさそうな」妄想の話でもしてみようと思います。
題して二人の速水ネタ。
朝起きたら、隣りに臨海署のヘッド・速水直樹がいた?!
骨の折り方は知ってても繋ぎ方は知らないヘッド速水に振り回される行灯先生。
将軍の車を、有り得ないテクニックで乗り回すヘッドにトキメキながらも、「やっぱりお前が一番いいよ」という展開へ持って行くワケさ。
逆に、寝てる班長の隣りに突然現れた将軍、とか。
あーでも剣道出来るんだから、将軍って警察官も可か……スープラで峠バトルは出来ないだろうが。
どうしてこれに挫折したかって言えば、ヘッドに対する研究が進んでないからです。
愚痴外来関係で、安積班も詳しい方(もしくは逆)、やってみませんか?
「へぇ。カメって意外とかわいー」
「心当たりありそうな人がいたら、教えて下さい」
「うん。じゃあね、田口くん」
綺麗に巻いた髪を揺らして去っていく先輩女子を、田口は一言添えて見送った。
田口が速水を大学に同行するようになると、田口の周囲には先輩後輩、同期を問わず人が寄ってくるようになった。
島津と彦根が、
「行灯がばあちゃんと子供以外にモテるなんて、有り得ない事態だな」
「小動物の威力って凄いですねえ」
と好き勝手なことを言い、田口は憮然としていた。
だが、飼い主を探すのに有効な手段だと気付いたのか、速水を連れ歩くのを田口は止めなかった。
田口の傍に女性が増えれば「運命の人」を探す速水にも都合のいいことだ。
いいことのハズだった。
(行灯にホレてる場合じゃないだろう、俺…………)
速水を見て歓声を上げる女子学生たちの中には、やっぱりピンとくる相手はいなかった。
それどころか、田口の一挙手一投足が気になる毎日である。
今だって、ベンチから立ち上がって背伸びをした田口の、ちらっと見えた腹にテンションを上げている始末だ。
(男の腹チラに興奮してどうするよ)
自分で突っ込んでみても、バカバカしくなるばかり。
これは何かの間違いだ、勘違いだ、と思おうとしたところで、
「じゃ、行こっか」
カメに向かってわざわざ言う田口の笑顔に、心拍数が上がる事実は否定しようがなかった。
カメの顔では紅潮したかどうかなど判別しようもないが、人間だったら頬が赤くなっていたに違いない。
思えば、そういう純な恋は中学以来ではなかろうか。
(だーかーらーっ!)
田口は「運命の人」ではない。有り得ない。
速水が元の姿に戻るためには、別の誰かと「真実の愛のキス」をしなくてはならないのだ。
いろいろと、先行きの困難を思う速水だった。
「ちょっと、いいかな」
ある日の、五時ちょっと前だった。。
この季節になると、既に辺りは暗くなり始めている。
速水は声だけで相手が誰か解ったが、田口の方は暫し迷ったようだった。
「えっと、速水の…………?」
速水の元カノだった。
速水がカメになる遠因になったカノジョである。
田口とは今まで接点がなかったので、名前が出てこないらしかった。
田口の言葉にカノジョはちょこんと頷く。
今、カノジョの顔を見ても、やっぱりピンとくるものはなかった。
カノジョも運命の人ではないらしい。
「心当たりありそうな人がいたら、教えて下さい」
「うん。じゃあね、田口くん」
綺麗に巻いた髪を揺らして去っていく先輩女子を、田口は一言添えて見送った。
田口が速水を大学に同行するようになると、田口の周囲には先輩後輩、同期を問わず人が寄ってくるようになった。
島津と彦根が、
「行灯がばあちゃんと子供以外にモテるなんて、有り得ない事態だな」
「小動物の威力って凄いですねえ」
と好き勝手なことを言い、田口は憮然としていた。
だが、飼い主を探すのに有効な手段だと気付いたのか、速水を連れ歩くのを田口は止めなかった。
田口の傍に女性が増えれば「運命の人」を探す速水にも都合のいいことだ。
いいことのハズだった。
(行灯にホレてる場合じゃないだろう、俺…………)
速水を見て歓声を上げる女子学生たちの中には、やっぱりピンとくる相手はいなかった。
それどころか、田口の一挙手一投足が気になる毎日である。
今だって、ベンチから立ち上がって背伸びをした田口の、ちらっと見えた腹にテンションを上げている始末だ。
(男の腹チラに興奮してどうするよ)
自分で突っ込んでみても、バカバカしくなるばかり。
これは何かの間違いだ、勘違いだ、と思おうとしたところで、
「じゃ、行こっか」
カメに向かってわざわざ言う田口の笑顔に、心拍数が上がる事実は否定しようがなかった。
カメの顔では紅潮したかどうかなど判別しようもないが、人間だったら頬が赤くなっていたに違いない。
思えば、そういう純な恋は中学以来ではなかろうか。
(だーかーらーっ!)
田口は「運命の人」ではない。有り得ない。
速水が元の姿に戻るためには、別の誰かと「真実の愛のキス」をしなくてはならないのだ。
いろいろと、先行きの困難を思う速水だった。
「ちょっと、いいかな」
ある日の、五時ちょっと前だった。。
この季節になると、既に辺りは暗くなり始めている。
速水は声だけで相手が誰か解ったが、田口の方は暫し迷ったようだった。
「えっと、速水の…………?」
速水の元カノだった。
速水がカメになる遠因になったカノジョである。
田口とは今まで接点がなかったので、名前が出てこないらしかった。
田口の言葉にカノジョはちょこんと頷く。
今、カノジョの顔を見ても、やっぱりピンとくるものはなかった。
カノジョも運命の人ではないらしい。
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