サイト更新しています。
なりきり100質の後半をアップ。東さま、お待たせしました!
あと、カラーリングを若干変更。見難かったらご報告下さい。
素敵サイト様の行灯先生女の子Ver.で、眼鏡をかけた将軍に赤面して逃げ出す可愛いお話に遭遇したのです。
が、ウチの「二人」シリーズの公子さんだったら、ぜってーそんなことねえな、と。アイツは指差して大笑いに決まってる。
……そう思ったら書いてみたくなりました。
というワケで、行灯先生が女子です。苦手な方は回避。
気持ち的になゆた様に捧げますが、多分ノーセンキュウだな。台無しにしてゴメンなさいです。
可愛い公子ちゃんが見たい方はなゆた様の素敵サイトへゴー。
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あと、カラーリングを若干変更。見難かったらご報告下さい。
素敵サイト様の行灯先生女の子Ver.で、眼鏡をかけた将軍に赤面して逃げ出す可愛いお話に遭遇したのです。
が、ウチの「二人」シリーズの公子さんだったら、ぜってーそんなことねえな、と。アイツは指差して大笑いに決まってる。
……そう思ったら書いてみたくなりました。
というワケで、行灯先生が女子です。苦手な方は回避。
気持ち的になゆた様に捧げますが、多分ノーセンキュウだな。台無しにしてゴメンなさいです。
可愛い公子ちゃんが見たい方はなゆた様の素敵サイトへゴー。
「おい、行灯」
「速水? めっずらし、こんな…………」
背後から馴れた声をかけられて、田口は相手を確認する前に口を開いた。話を進めながら振り返って……あんぐりと口を開けてしまう。
「よお」
「速水、それ…………」
速水がかけていたのはメタルフレームの眼鏡。ファッション性の高いものだ。
元々速水は視力が悪いわけではない。純粋にファッションとして着用してみたワケだ。
だが。
「あっは」
田口は一つ噴き出した。そうするともう、止まらなくなる。
速水を指差し、腹を抱え、盛大に笑いだした。
「あ――っはっはっはっ! 何それっ?! おっかし――っ、賢そ――っ、嘘みたい――っ!!」
「行灯、てめぇ…………っ」
「きゃあ、痛い痛いっ! 痛いってばっ!」
あまりに失礼な反応に、速水は田口の首を抱え込んで拳骨でこめかみをグリグリやった。先ほどまで笑っていた田口は悲鳴を上げる。
そういう大騒ぎをしているところに島津がやってきた。
「やかましいな、お前ら……ん? 何だよ、速水、それ」
島津も当然ながら、速水がかけている眼鏡に気付いた。
速水は田口の首を放し、眼鏡をちょいと押し上げてカッコを付けてみせた。
「おう、似合うか?」
「賢そうに見えるな」
「でしょっ! 笑えるよねっ!!」
「お前ら、そりゃ日頃俺がよっぽどアホに見えるって意味か?!」
島津の感想は、田口が捲し立てたものと同じだった。
田口は喜んで再び笑いだし、速水は青筋を立てた。
「……覚えてろよ、行灯。すずめで集中砲火食らわしてやる」
「ヤだ、嘘っ、似合うって! カッコいいっ! 知的に見えるっ!!」
低く唸った速水のセリフに、田口は態度を一変させた。
しかし、誰が見たって田口の発言に信用性などない。
島津は呆れて溜息を吐き、速水は尚更憤慨した。
「誰が信用するかっての!」
「ホントだって! でも…………」
「ん?」
不意に笑うのを止めて、田口は手を伸ばした。
速水の眼鏡に触れようとするが、若干手が届かない。
毟り取られる前に速水の方から眼鏡を外して、田口に手渡した。
その眼鏡を受け取った田口は、速水の顔をまじまじと見る。
それからにっこりと笑って呟いた。
「やっぱり、こっちの方がいいな」
「え?」
笑顔に釣り込まれるように速水は問い返す。
至近距離で速水の顔を覗き込みながら、田口は笑って繰り返した。
「うん。いつもの速水が一番いいよ」
曇りのない笑顔を見せて田口は言うと、約束があったんだ、と踵を返した。のんびりとした足取りで去っていく。
その場に残された男二人は暫く突っ立っていた。
「不覚…………っ」
口元を押さえて速水が低く呟く。耳元が赤い。
あれだけ大笑いされたのに、田口の笑顔に可愛いと一瞬でも思った自分が負けたようで、速水は納得いかない。
そんな速水を横眼で見て、
「お前ら、付き合ってないよなぁ?」
改めて首を傾げる島津だった。
「速水? めっずらし、こんな…………」
背後から馴れた声をかけられて、田口は相手を確認する前に口を開いた。話を進めながら振り返って……あんぐりと口を開けてしまう。
「よお」
「速水、それ…………」
速水がかけていたのはメタルフレームの眼鏡。ファッション性の高いものだ。
元々速水は視力が悪いわけではない。純粋にファッションとして着用してみたワケだ。
だが。
「あっは」
田口は一つ噴き出した。そうするともう、止まらなくなる。
速水を指差し、腹を抱え、盛大に笑いだした。
「あ――っはっはっはっ! 何それっ?! おっかし――っ、賢そ――っ、嘘みたい――っ!!」
「行灯、てめぇ…………っ」
「きゃあ、痛い痛いっ! 痛いってばっ!」
あまりに失礼な反応に、速水は田口の首を抱え込んで拳骨でこめかみをグリグリやった。先ほどまで笑っていた田口は悲鳴を上げる。
そういう大騒ぎをしているところに島津がやってきた。
「やかましいな、お前ら……ん? 何だよ、速水、それ」
島津も当然ながら、速水がかけている眼鏡に気付いた。
速水は田口の首を放し、眼鏡をちょいと押し上げてカッコを付けてみせた。
「おう、似合うか?」
「賢そうに見えるな」
「でしょっ! 笑えるよねっ!!」
「お前ら、そりゃ日頃俺がよっぽどアホに見えるって意味か?!」
島津の感想は、田口が捲し立てたものと同じだった。
田口は喜んで再び笑いだし、速水は青筋を立てた。
「……覚えてろよ、行灯。すずめで集中砲火食らわしてやる」
「ヤだ、嘘っ、似合うって! カッコいいっ! 知的に見えるっ!!」
低く唸った速水のセリフに、田口は態度を一変させた。
しかし、誰が見たって田口の発言に信用性などない。
島津は呆れて溜息を吐き、速水は尚更憤慨した。
「誰が信用するかっての!」
「ホントだって! でも…………」
「ん?」
不意に笑うのを止めて、田口は手を伸ばした。
速水の眼鏡に触れようとするが、若干手が届かない。
毟り取られる前に速水の方から眼鏡を外して、田口に手渡した。
その眼鏡を受け取った田口は、速水の顔をまじまじと見る。
それからにっこりと笑って呟いた。
「やっぱり、こっちの方がいいな」
「え?」
笑顔に釣り込まれるように速水は問い返す。
至近距離で速水の顔を覗き込みながら、田口は笑って繰り返した。
「うん。いつもの速水が一番いいよ」
曇りのない笑顔を見せて田口は言うと、約束があったんだ、と踵を返した。のんびりとした足取りで去っていく。
その場に残された男二人は暫く突っ立っていた。
「不覚…………っ」
口元を押さえて速水が低く呟く。耳元が赤い。
あれだけ大笑いされたのに、田口の笑顔に可愛いと一瞬でも思った自分が負けたようで、速水は納得いかない。
そんな速水を横眼で見て、
「お前ら、付き合ってないよなぁ?」
改めて首を傾げる島津だった。
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COMMENT
はいっ!
これ、わたしのですよね!どうあってもキリ番踏めないかわいそうなわたしへのプレゼントだよね!?(暴走中)
かーわいいなー公ちゃん。彼女の必殺スマイルには子虎じゃ敵うまいて。
ここんちの公ちゃんなら、確かに大笑いだよね。目に浮かぶ(笑)
ほんと、霧島さんの二人は愛しいです。だいすき。
ウチの話も、後半(T-Side)読み返したらどうも初めに書きたかったものじゃないんだよなーと思って 今、別Ver.書いてるとこだったんですよ。
よかったら、また見に来てくださいー♪
かーわいいなー公ちゃん。彼女の必殺スマイルには子虎じゃ敵うまいて。
ここんちの公ちゃんなら、確かに大笑いだよね。目に浮かぶ(笑)
ほんと、霧島さんの二人は愛しいです。だいすき。
ウチの話も、後半(T-Side)読み返したらどうも初めに書きたかったものじゃないんだよなーと思って 今、別Ver.書いてるとこだったんですよ。
よかったら、また見に来てくださいー♪
Re:はいっ!
いらっしゃいませ、こんばんは。コメント有難うです。
あ、貰って下さるっぽい? どうぞどうぞです。
正直盗作ギリギリな気がするので、申し訳ない気持ちも一杯あるのですが。改めてゴメンなさいです。
そしてご招待有難う。見に行きますともさ。半日毎に様子見に行っちゃうぞ(←ストーカー寸前)。
大概失礼な公子ちゃんですが、実は魔人の発言も失礼だということに将軍が気付いているのやら。気付いていないね、多分。
そのうち「二人」シリーズも進展させたいなぁ……。
その時はよろしくお付き合い下さいませ。
あ、貰って下さるっぽい? どうぞどうぞです。
正直盗作ギリギリな気がするので、申し訳ない気持ちも一杯あるのですが。改めてゴメンなさいです。
そしてご招待有難う。見に行きますともさ。半日毎に様子見に行っちゃうぞ(←ストーカー寸前)。
大概失礼な公子ちゃんですが、実は魔人の発言も失礼だということに将軍が気付いているのやら。気付いていないね、多分。
そのうち「二人」シリーズも進展させたいなぁ……。
その時はよろしくお付き合い下さいませ。