折角カテゴリ作ったので、今週は一発芸更新週間です。
シリーズを読んでいて思いついたものをそのまま書き連ねていきます。
ホントはこーゆうのはマンガにした方が面白いんだろうなぁと思う。
何せ絵が描けないので、そんなの無理に決まってるんですが。
シリーズで「牡丹灯籠」と言えば、「23区内外~」に登場する、白鳥行きつけの小料理屋です。
暫く前に「23区内外~」を読んで、行灯先生の「怪談は嫌いだが」のモノローグに「よっしゃっ、病院の怪談がやれるっ!」と思った霧島は人でなしもいいトコロですが、つまり「牡丹灯籠」は怪談のタイトルです。
……って、皆さんご存じですよね?
そーゆう話です。キャストは行灯先生とMr.パーフェクトで。
シリーズを読んでいて思いついたものをそのまま書き連ねていきます。
ホントはこーゆうのはマンガにした方が面白いんだろうなぁと思う。
何せ絵が描けないので、そんなの無理に決まってるんですが。
シリーズで「牡丹灯籠」と言えば、「23区内外~」に登場する、白鳥行きつけの小料理屋です。
暫く前に「23区内外~」を読んで、行灯先生の「怪談は嫌いだが」のモノローグに「よっしゃっ、病院の怪談がやれるっ!」と思った霧島は人でなしもいいトコロですが、つまり「牡丹灯籠」は怪談のタイトルです。
……って、皆さんご存じですよね?
そーゆう話です。キャストは行灯先生とMr.パーフェクトで。
久々に桐生が日本にやってきた。桐生はれっきとした日本人であり、国籍もこちらにあるのだから、「帰国した」というのが正しいのかもしれない。
ちょうど東京出張が入っていた田口は、以前からの約束を果たすべく、東京で桐生と会う約束をした。
「お久し振りです」
相変わらず蕩けるような笑顔で桐生は挨拶する。
笑顔までパーフェクトなんだなぁと、田口はのんびり思った。
「それで今日は、どうしましょうか?」
「あ、お勧めの小料理屋があるんですよ。最近教わったんです」
桐生に問われた田口は喜々として案内に立った。
白鳥の紹介というのがひっかかるが、小料理屋「牡丹灯籠」自体に罪はない。
折角の再会なのに、下手な場所に案内したくないのは当然だった。
道すがら、田口は店の紹介をする。
「牡丹灯籠と言う店でして、名前はアレですが……」
「え?」
「はい?」
桐生は一瞬怪訝な顔になった。
何が桐生のカンに引っ掛かったのか、当然田口には分からない。
田口もまた怪訝な顔になって、一言だけで桐生に問い返した。
田口の視線に桐生は首を傾げながらも口を開いた。
「牡丹灯籠って、そんなに可笑しな名前なんですか?」
「ええ?」
「綺麗だと思うんですが……牡丹の模様が入った提灯みたいなものでしょう? それとも牡丹模様を透かした鉄灯籠なのかな」
桐生の言葉は、後半独り言になっている。
田口は唖然として桐生を見つめた。
これはもう、ひょっとしたら。
「もしかして桐生先生、牡丹灯籠のお話ご存知ないんですか……?」
「あ、ストーリーがあるんですか」
桐生の返答で決まりである。
かなり驚く田口に対し、桐生は期待の眼差しを向けている。
こうなったら、するしかない。怪談・牡丹灯籠を。
「ちょっと長いので、食事をしながらにしましょう。ホラ、見えてきましたよ」
折よくも件の小料理屋が見えてきた。
メシ時に怪談はどうかと思いつつ、医療の話もどっこいだと田口は思うことにした。少なくとも、医療の話よりは二人の間が持つ筈だ。
暗がりにボンヤリと浮かぶ店の明かりは、ホラーな空気とは縁が遠く、それがささやかな救いだと田口は思った。
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