正式タイトルは
実況! 東城大娯楽探究会プレゼンツ
3月14日はパイの日だ企画
第1回東城大病院パイ投げ大会
だったりします。
連載が予想以上にかかったので、ホワイトデーがきっつきつ。
でまあ、その前に逃げを一本打ってみようというワケです。
恒例の将軍イジメ系です。
オチで将軍を救えるかどうか……今回はビミョーだな。
実況! 東城大娯楽探究会プレゼンツ
3月14日はパイの日だ企画
第1回東城大病院パイ投げ大会
だったりします。
連載が予想以上にかかったので、ホワイトデーがきっつきつ。
でまあ、その前に逃げを一本打ってみようというワケです。
恒例の将軍イジメ系です。
オチで将軍を救えるかどうか……今回はビミョーだな。
島津:というワケでやって参りました、第1回東城大病院パイ投げ大会。
解説に藤原看護師、ゲストコメンテーターに田口医師を迎え、
実況は私島津でお送り致したいと思います。
さて、3月14日がパイの日というのは、田口先生、ご存じでしたか?
田口:その気持ち悪い口調止めろよ、島津……。
ホワイトデーだけしか知らなかったな。
島津:止めろとゆーから止めるぞ。確かに世間一般ではホワイトデーだな。
ホワイトデーに因んで、キャンディの日とかマシュマロの日だったりするんだ。
田口:どこも商魂逞しい……。
藤原:合わせて、数学の日でもあるんですよ。
円周率の近似値3.14に因んでいるらしいですね。
田口:ああ、それで円周率=π=パイですか。
藤原:そう。まだ世間には定着していませんが、神戸の菓子業者が提唱したのだとか。
根付いたら面白いかもしれませんねえ。
田口:それで、何でまた突然パイ投げ大会を?
島津:面白そうだからに決まってるだろ。ここで主な参加者を紹介しよう。
オレンジ新棟の佐藤副部長代理や、極楽病棟の兵藤医局長、旧棟の沼田委員長
……層々たるメンバーだな。
速水:何で俺まで出なきゃなんないんだよ!
田口:……あっちで何か叫んでるぞ?
島津:アレは特別招待選手だ。マラソンと同じだな。
速水:畜生、捨ててもいい服着てこいっていうから何事かと思えば……。
島津:ここでルールを説明しよう。至って単純だ。
用意された100枚のパイが無くなるまでぶつけあうのみ。
田口:勝敗とか、あるワケじゃないんだな。
島津:とにかく派手に楽しむ企画だからな。始めるぞ。ようい……。
ピーーーっ!(←ホイッスル音)
速水:うわぁっ!
島津:うーん……予想通りの展開。速水に集中攻撃です。
藤原:流石の速水先生も、避ける暇を与えられませんわねえ。
田口:……何かアレ、窒息しそうな勢いじゃないか?
しかし勿体ない……あれ、ちゃんと食えるんですよね?
藤原:食べられますよ。日本では、食べ物を投げるお祭りはあまりありませんね。
田口先生の仰る、勿体ない精神のためでしょうか。
ちなみに今回のパイは一枚400円程度の格安仕様です。
参加者から参加料1000円を頂戴する他、
各部からの善意によって今回の大会は運営されております。
島津:しっかし、よっぽど恨まれてるらしいなあ、アイツ。
兵藤先生、今のお気持ちは?
兵藤:すっとしますよっ! 食らえ、消える魔球っ!!
島津:怨念籠ってんなぁ……佐藤先生、貴方も速水先生に恨みがおありで?
佐藤:恨みはないっすよ。でも、速水先生にパイぶつけていいなんて、
こんな面白企画を見過ごすワケないですね。
速水:お前ら覚えてろよ……。
島津:お、佐藤先生の投げたパイが胸元直撃、ストライク!
兵藤先生のパイは……おや、頭部ですね。デッドボールでしょうか?
この大会に一塁はありませんので、速水の位置はそのままですが。
田口:何か……気の毒になってきたな……。
藤原:あら、じゃあ田口先生があの中へ飛び込んで、速水先生を助けますか?
田口:無理です。
藤原:あらあら、ずいぶんきっぱりだこと、ふふふ……。
島津:そうこうしているうちに最後の一枚は……何と、速水の手に。
さあ、誰に投げるのか……って、おいっ!!
田口:…………島津。ストライク、かな。
速水:ふんっ。ざまあみやがれ。
藤原:実況担当が顔面に食らったので、私が締めましょうか。
以上で第1回東城大病院パイ投げ大会を終了します。
皆様、お楽しみいただけましたでしょうか?
一同:おおっ!
速水:どこがだよっ!
田口:あーあー、パイだらけ。しかもジャムか、これ……落ちないぞ。
服は捨てるしかないな。
速水:まったくだ。メロンより性質が悪い。
田口:お前、目開いてるか? 顔もジャムとパイ塗れだし……あ、美味い。
食えるのに、やっぱり勿体ないよなぁ…………。
速水:お前、今、食った?
田口:あれ? マズかった?
藤原:イチャイチャしてるように見えるから、止めなさい。
速水:こうなりゃ、お前に舐めてキレイにしてもらうかなーー。
田口:ちょっ! 速水、待て、その手で触んなっ! 付き合う、から、白衣が……っ
藤原:…………ドップラー効果ね。
解説に藤原看護師、ゲストコメンテーターに田口医師を迎え、
実況は私島津でお送り致したいと思います。
さて、3月14日がパイの日というのは、田口先生、ご存じでしたか?
田口:その気持ち悪い口調止めろよ、島津……。
ホワイトデーだけしか知らなかったな。
島津:止めろとゆーから止めるぞ。確かに世間一般ではホワイトデーだな。
ホワイトデーに因んで、キャンディの日とかマシュマロの日だったりするんだ。
田口:どこも商魂逞しい……。
藤原:合わせて、数学の日でもあるんですよ。
円周率の近似値3.14に因んでいるらしいですね。
田口:ああ、それで円周率=π=パイですか。
藤原:そう。まだ世間には定着していませんが、神戸の菓子業者が提唱したのだとか。
根付いたら面白いかもしれませんねえ。
田口:それで、何でまた突然パイ投げ大会を?
島津:面白そうだからに決まってるだろ。ここで主な参加者を紹介しよう。
オレンジ新棟の佐藤副部長代理や、極楽病棟の兵藤医局長、旧棟の沼田委員長
……層々たるメンバーだな。
速水:何で俺まで出なきゃなんないんだよ!
田口:……あっちで何か叫んでるぞ?
島津:アレは特別招待選手だ。マラソンと同じだな。
速水:畜生、捨ててもいい服着てこいっていうから何事かと思えば……。
島津:ここでルールを説明しよう。至って単純だ。
用意された100枚のパイが無くなるまでぶつけあうのみ。
田口:勝敗とか、あるワケじゃないんだな。
島津:とにかく派手に楽しむ企画だからな。始めるぞ。ようい……。
ピーーーっ!(←ホイッスル音)
速水:うわぁっ!
島津:うーん……予想通りの展開。速水に集中攻撃です。
藤原:流石の速水先生も、避ける暇を与えられませんわねえ。
田口:……何かアレ、窒息しそうな勢いじゃないか?
しかし勿体ない……あれ、ちゃんと食えるんですよね?
藤原:食べられますよ。日本では、食べ物を投げるお祭りはあまりありませんね。
田口先生の仰る、勿体ない精神のためでしょうか。
ちなみに今回のパイは一枚400円程度の格安仕様です。
参加者から参加料1000円を頂戴する他、
各部からの善意によって今回の大会は運営されております。
島津:しっかし、よっぽど恨まれてるらしいなあ、アイツ。
兵藤先生、今のお気持ちは?
兵藤:すっとしますよっ! 食らえ、消える魔球っ!!
島津:怨念籠ってんなぁ……佐藤先生、貴方も速水先生に恨みがおありで?
佐藤:恨みはないっすよ。でも、速水先生にパイぶつけていいなんて、
こんな面白企画を見過ごすワケないですね。
速水:お前ら覚えてろよ……。
島津:お、佐藤先生の投げたパイが胸元直撃、ストライク!
兵藤先生のパイは……おや、頭部ですね。デッドボールでしょうか?
この大会に一塁はありませんので、速水の位置はそのままですが。
田口:何か……気の毒になってきたな……。
藤原:あら、じゃあ田口先生があの中へ飛び込んで、速水先生を助けますか?
田口:無理です。
藤原:あらあら、ずいぶんきっぱりだこと、ふふふ……。
島津:そうこうしているうちに最後の一枚は……何と、速水の手に。
さあ、誰に投げるのか……って、おいっ!!
田口:…………島津。ストライク、かな。
速水:ふんっ。ざまあみやがれ。
藤原:実況担当が顔面に食らったので、私が締めましょうか。
以上で第1回東城大病院パイ投げ大会を終了します。
皆様、お楽しみいただけましたでしょうか?
一同:おおっ!
速水:どこがだよっ!
田口:あーあー、パイだらけ。しかもジャムか、これ……落ちないぞ。
服は捨てるしかないな。
速水:まったくだ。メロンより性質が悪い。
田口:お前、目開いてるか? 顔もジャムとパイ塗れだし……あ、美味い。
食えるのに、やっぱり勿体ないよなぁ…………。
速水:お前、今、食った?
田口:あれ? マズかった?
藤原:イチャイチャしてるように見えるから、止めなさい。
速水:こうなりゃ、お前に舐めてキレイにしてもらうかなーー。
田口:ちょっ! 速水、待て、その手で触んなっ! 付き合う、から、白衣が……っ
藤原:…………ドップラー効果ね。
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