それでは本日の記念日は。
OLの日/ハイビジョンの日/バイラルの日/(いい酵母の日)/憂国忌
バイラルの日って何じゃい?!
いい酵母の日が()付なのは、wikiったら11月5日で出てきたからです。あれ?
で、憂国忌。三島由紀夫の命日です。
記念日協会のサイトでは引っ掛かってこなかったけど、wikiで引っ掛かって来たので、これが一番やりやすそうだと判断しました。
ネタは「潮騒」です。何たって解り易い。
……ひょっとして微妙に桃色注意報。
上の、12月企画告知の記事、ちょっと変わってます。
お願い事が増えてますので、目を通してやって下さいませ。
サイトの更新は……どうしようかな。出来たらやります。
29000ヒット、かのか様。
メッセージ受信しました。ヒットおめでとうございます。
報告だけでも嬉しいです、有難う御座いました!
OLの日/ハイビジョンの日/バイラルの日/(いい酵母の日)/憂国忌
バイラルの日って何じゃい?!
いい酵母の日が()付なのは、wikiったら11月5日で出てきたからです。あれ?
で、憂国忌。三島由紀夫の命日です。
記念日協会のサイトでは引っ掛かってこなかったけど、wikiで引っ掛かって来たので、これが一番やりやすそうだと判断しました。
ネタは「潮騒」です。何たって解り易い。
……ひょっとして微妙に桃色注意報。
上の、12月企画告知の記事、ちょっと変わってます。
お願い事が増えてますので、目を通してやって下さいませ。
サイトの更新は……どうしようかな。出来たらやります。
29000ヒット、かのか様。
メッセージ受信しました。ヒットおめでとうございます。
報告だけでも嬉しいです、有難う御座いました!
その火を、越えて。
速水は目の前の身体を見た。
速水自身より細い造り。なだらかに落ちる肩。
蛍光管の灯りに照らされて、それともベッドシーツの濃い色に惑わされて、田口の肌は白く見えた。
記憶にあるより白い……いつの記憶か、定かではないが。
それとも、妄想の中の肌色だったか。
ただ白いと思った。
その、いっそ不健康な白さの中で、二つの粒が赤く浮かんでいた。
小さな、血の集まった、緊張と肌寒さに芯が育ち始めている蕾。
しゃぶり付きたい衝動のまま、速水は手を伸ばした。
「…………ゃっ」
小さな悲鳴と共に、田口は速水の手を払った。
肩を小さく縮め、腕を曲げて身体を隠すようにする。
田口の反応に速水は眉間に皺を寄せた。
ここまできて、この状況で、どうして拒むのだ。
それは一方的な怒りだった。
薄い上目遣いで、速水の表情を窺いながら、田口はそっと呟いた。
「お前も脱いで…………一人で裸なのは、嫌だ」
微かな声を聞き、速水は即座に実行に移した。
セーターが裏返るにも構わず、下着ごと頭から脱ぎ捨てた。
衣類で視界が遮られる瞬間でさえ、田口から目を離さなかった。
逃げないとは解っている。
寧ろ、服を脱ぐ速水をどんな顔で見ているのか、それが知りたい。
静電気がパチリと一つ音を立てた。
「脱いだぞ」
「……………………あぁ」
田口の口から洩れたのは、頷きなのか、それとも吐息だったのか。
速水には区別など付かない。
静寂に紛れそうになる田口の声を追って、速水は田口との距離を詰めた。
目が合う。
先程、一瞬怯んだとは思えないほど、強い目が速水を見つめていた。
炎を挟んで真向かうような緊張が二人を包む。
「速水」
「田口」
二人、何故か同時に互いの名を呼んだ。
あとは、その火を越えるだけだ。
速水は目の前の身体を見た。
速水自身より細い造り。なだらかに落ちる肩。
蛍光管の灯りに照らされて、それともベッドシーツの濃い色に惑わされて、田口の肌は白く見えた。
記憶にあるより白い……いつの記憶か、定かではないが。
それとも、妄想の中の肌色だったか。
ただ白いと思った。
その、いっそ不健康な白さの中で、二つの粒が赤く浮かんでいた。
小さな、血の集まった、緊張と肌寒さに芯が育ち始めている蕾。
しゃぶり付きたい衝動のまま、速水は手を伸ばした。
「…………ゃっ」
小さな悲鳴と共に、田口は速水の手を払った。
肩を小さく縮め、腕を曲げて身体を隠すようにする。
田口の反応に速水は眉間に皺を寄せた。
ここまできて、この状況で、どうして拒むのだ。
それは一方的な怒りだった。
薄い上目遣いで、速水の表情を窺いながら、田口はそっと呟いた。
「お前も脱いで…………一人で裸なのは、嫌だ」
微かな声を聞き、速水は即座に実行に移した。
セーターが裏返るにも構わず、下着ごと頭から脱ぎ捨てた。
衣類で視界が遮られる瞬間でさえ、田口から目を離さなかった。
逃げないとは解っている。
寧ろ、服を脱ぐ速水をどんな顔で見ているのか、それが知りたい。
静電気がパチリと一つ音を立てた。
「脱いだぞ」
「……………………あぁ」
田口の口から洩れたのは、頷きなのか、それとも吐息だったのか。
速水には区別など付かない。
静寂に紛れそうになる田口の声を追って、速水は田口との距離を詰めた。
目が合う。
先程、一瞬怯んだとは思えないほど、強い目が速水を見つめていた。
炎を挟んで真向かうような緊張が二人を包む。
「速水」
「田口」
二人、何故か同時に互いの名を呼んだ。
あとは、その火を越えるだけだ。
PR
COMMENT