それでは早速、本日の記念日から。
ノーベル賞制定記念日/更生保護記念日
難しいの其の三。明日は其の四。ホントきっつい。
ごくごく基本を押さえる為に、子供向けのノーベル賞についての本を読みました。数年前からの日本人受賞ラッシュに対応したらしい。
とっても解り易いです、うん。
「たまご」です。読んでない方には申し訳ない……。
つまりスーパー中学生薫くんとスーパー高校生佐々木くんが、愚痴外来を溜まり場にしてダベってる話……。
昨日に引き続き、ニセモノくさいです、ゴメンなさい。
ノーベル賞制定記念日/更生保護記念日
難しいの其の三。明日は其の四。ホントきっつい。
ごくごく基本を押さえる為に、子供向けのノーベル賞についての本を読みました。数年前からの日本人受賞ラッシュに対応したらしい。
とっても解り易いです、うん。
「たまご」です。読んでない方には申し訳ない……。
つまりスーパー中学生薫くんとスーパー高校生佐々木くんが、愚痴外来を溜まり場にしてダベってる話……。
昨日に引き続き、ニセモノくさいです、ゴメンなさい。
「あの実験が巧くいってたら、ノーベル医学賞に手が届いたと思います?」
「どうだろうねぇ」
曽根崎薫が言うと、佐々木アツシはぼんやりと呟いた。
場所は解剖学研究室がある赤煉瓦棟ではなく、本館の僻地・不定愁訴外来室だ。
薫も佐々木もすっかり寛ぎモードである。
「やっぱり無理かな、ノーベル賞」
「欲しいのかい?」
「僕はあんまり興味ないけど、欲しがってるヤツもいるから」
ソファにうつ伏せになり、足をぶらぶら揺らしながら薫は売店で買ったマンガ週刊誌を読んでいる。
佐々木の方はソファに長い身体を仰向けにして、目を閉じていた。
「絶対獲ってやる、というくらいの心意気はないのかな、薫くんは?」
小さな声で笑いながら言うのは、不定愁訴外来の責任者である田口だった。
ことん、と微かな音と共に、テーブルに二つの客用カップが置かれる。
薫と佐々木は揃って身体を起こした。
「砂糖と牛乳は好きに入れてね」
「「はぁいっ」」
二人揃って返事をしてから、まず佐々木がシュガーポットに手を伸ばす。
小さく一つ掬って、シュガーポットを薫に回し、次に薫がたっぷり入れる。牛乳も順番だ。
「「いただきます」」
「はい、どうぞ」
揃って挨拶をすると、二人はゆっくりとコーヒーを啜った。
程よく温く、砂糖と牛乳で味が丸くなったコーヒーが二人の腹に落ちる。
二人は同時に力の抜け切った息を吐いた。
そして薫は話題を少し戻した。
「グッチー先生こそ、ノーベル賞とか何とか賞とか、欲しくないんですか?」
中学生の薫の目から見ても、田口はやる気のなさそうな教授だった。
ゆったりした雰囲気は落ち着けるが、反面、「大丈夫かな、この人」という気にさせられる。
こののんびりした人が、高階学長の懐刀とか東城大のリーサルウェポンだとか、そんな風に囁かれている方が、薫や佐々木には信じ難い。
大人らしくブラックでコーヒーを啜りながら、田口は渋い顔で言った。
「賞金だけなら欲しいけど、後はメンドくさいからいらないな」
「ははっ! グッチー先生らしいや」
バイタリティの欠片も無い言葉である。
佐々木は声を上げ、薫も遠慮なく笑った。
「どうだろうねぇ」
曽根崎薫が言うと、佐々木アツシはぼんやりと呟いた。
場所は解剖学研究室がある赤煉瓦棟ではなく、本館の僻地・不定愁訴外来室だ。
薫も佐々木もすっかり寛ぎモードである。
「やっぱり無理かな、ノーベル賞」
「欲しいのかい?」
「僕はあんまり興味ないけど、欲しがってるヤツもいるから」
ソファにうつ伏せになり、足をぶらぶら揺らしながら薫は売店で買ったマンガ週刊誌を読んでいる。
佐々木の方はソファに長い身体を仰向けにして、目を閉じていた。
「絶対獲ってやる、というくらいの心意気はないのかな、薫くんは?」
小さな声で笑いながら言うのは、不定愁訴外来の責任者である田口だった。
ことん、と微かな音と共に、テーブルに二つの客用カップが置かれる。
薫と佐々木は揃って身体を起こした。
「砂糖と牛乳は好きに入れてね」
「「はぁいっ」」
二人揃って返事をしてから、まず佐々木がシュガーポットに手を伸ばす。
小さく一つ掬って、シュガーポットを薫に回し、次に薫がたっぷり入れる。牛乳も順番だ。
「「いただきます」」
「はい、どうぞ」
揃って挨拶をすると、二人はゆっくりとコーヒーを啜った。
程よく温く、砂糖と牛乳で味が丸くなったコーヒーが二人の腹に落ちる。
二人は同時に力の抜け切った息を吐いた。
そして薫は話題を少し戻した。
「グッチー先生こそ、ノーベル賞とか何とか賞とか、欲しくないんですか?」
中学生の薫の目から見ても、田口はやる気のなさそうな教授だった。
ゆったりした雰囲気は落ち着けるが、反面、「大丈夫かな、この人」という気にさせられる。
こののんびりした人が、高階学長の懐刀とか東城大のリーサルウェポンだとか、そんな風に囁かれている方が、薫や佐々木には信じ難い。
大人らしくブラックでコーヒーを啜りながら、田口は渋い顔で言った。
「賞金だけなら欲しいけど、後はメンドくさいからいらないな」
「ははっ! グッチー先生らしいや」
バイタリティの欠片も無い言葉である。
佐々木は声を上げ、薫も遠慮なく笑った。
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COMMENT
きょうじゅ❤
こんばんわ^^*先週は連続3日間皆勤賞でお茶会に遊びにきてくださってありがとうございます^^*田口教授はわたしたちの萌えですからねーすっごく癒されました❤ありがとうございます^^*またお茶会の際は是非遊びにいらしてくださいね!お待ちしております♪では、愛してます❤また^^*
Re:きょうじゅ❤
こちらこそ~っ。
厚かましく三日間お邪魔した霧島を、歓迎して下さいまして有難う御座いましたデス。次の機会も、招待される前から押し掛ける勢いですので、申し訳ないけど入れてやって下さいませ。
>きょうじゅ❤
実に気になりますよね。最も、行灯先生の事だからマジメに仕事しているとはあんまり思えない……少なくともブツブツ愚痴ってることは確かな気がします。読みたいですねぇ……カイドー先生に念を送るか?
厚かましく三日間お邪魔した霧島を、歓迎して下さいまして有難う御座いましたデス。次の機会も、招待される前から押し掛ける勢いですので、申し訳ないけど入れてやって下さいませ。
>きょうじゅ❤
実に気になりますよね。最も、行灯先生の事だからマジメに仕事しているとはあんまり思えない……少なくともブツブツ愚痴ってることは確かな気がします。読みたいですねぇ……カイドー先生に念を送るか?