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こちらは、愚痴外来シリーズの妄想文を展開するブログです。 行灯先生最愛、将軍独り勝ち傾向です。 どうぞお立ち寄り下さいませ。
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極北思いっきりネタばれ警報発令中

「クレイマー」の発売からおよそ一か月経ちましたので、「クレイマー」で一発芸をやりたいと思います。
裏タイトルは「実際はこんなモン」、かな。
つっても、キャストは将軍とその他。皆様、あのシーンを脳裏に描く、またはページを開いて、さあどうぞ。

……とか大見栄切って、大して面白くなかったらゴメンなさい。

今中は極北救命救急センターに全面支援要請を行った。
センター部長代理の速水という医師から快諾を貰い、安堵する。
そして、上手く回っている救命救急センターを羨ましく思った。





「…………なーんてな」

速水は電話を切って、そーっと振り返った。
先ほどから、不可視のプレッシャーをじわりじわりと感じてはいる。
速水が振り返った途端、背後から金切り声が上がった。

「何勝手なこと言ってんですかぁ―――っ!!」
「そんなの無理に決まってんでしょおっ!!」
「無茶言わないで下さいよっ!!」

看護師と医師の大合唱だ。
悲鳴の嵐に晒されて速水は顔を顰めて耳に指を突っ込んだ。
咄嗟の耳栓もそれなりに効果がある。何よりも、抗議を聞くつもりはない、という意思表示に役に立った。
非難が一段落したところで、速水は一言だけで言い切った。

「や、れ」

あちらこちらで「あああっ」という絶望の声が上がる。
恨みがましい声たちを一切合財無視して速水は事務室を抜け出した。廊下を歩きながら、白衣のポケットに突っ込んだチュッパチャプスを探り出す。

「桜宮が懐かしいぜ……」

優秀な近衛兵たちを思い出して、速水は大きく背伸びをしたのだった。
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やはり違いますか・・・
こんばんは。
今中先生が羨望を抱いたあのシーンの裏側でこんな事態が起こっていたとしたら切ないというか何と言いますか;;
やはりオレンジの近衛兵たちのようにはいかないのですかね。
それでも我が道を貫き通すのがジェネラルだよなとしみじみ思いました。
とてもらしいジェネラルが見られて楽しかったです。
シラユキ 2009/05/06(Wed)20:47:38 編集
Re:やはり違いますか・・・
いらっしゃいませ、コメント有難うございますデス。
え、切ないですか?
プーさんの憧れの舞台裏はどたコメだったんだよ――程度のノリだったんですが。そんなに真面目なことは考えてないっス。
赴任当初は大荒れだったようですが、きっと将軍もフラストレーション溜まったでしょうねえ。
S.Kirishima 2009/05/07 19:51
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