アレは花のうちなんでしょうか? キャベツの親戚としか思えないデス。
花言葉は【慈愛、祝福、利益】。今回は「祝福」をチョイスしてみました。
「利益」とか面白い花言葉ではあるのですが、書けるかどうかはまた別ですし。
プランターの定番植物ですので、今回はお花絡みます!
行灯先生とモブのお子様です。
花言葉は【慈愛、祝福、利益】。今回は「祝福」をチョイスしてみました。
「利益」とか面白い花言葉ではあるのですが、書けるかどうかはまた別ですし。
プランターの定番植物ですので、今回はお花絡みます!
行灯先生とモブのお子様です。
病院入口のロータリーに沿って、プランターが並べられている。
東城大学農学部だか、東城大学園芸クラブだが、東城大緑化委員会だか、つまり田口の知らない組織の働きによって、そこのプランターは季節ごとに彩りを変えているのである。
そして今の季節は、紫と白の葉牡丹が植えられていた。
「ぐっちー先生、コレなぁに? キャベツ?」
子供は全くもって正直である。
田口も一度は思ったことがあるが、葉牡丹とキャベツは似ていた。
田口に尋ねたのは骨折治療で通院中の男児である。
腕白盛りなのに、腕の骨折で学校の体育も休み時間もろくに参加出来ず、持て余したエネルギーを通院先の東城大病院探検に向けたらしい。
その結果、愚痴外来室を発見し、田口と共に受付へ戻るところというワケだ。
「これはハボタン。食べられません」
「ふぅん。変なのー」
子供の率直な言葉に、田口は苦笑を浮かべた。
確かに、葉牡丹には解りやすい愛らしさや美しさは無い。
十重二十重になる葉の不思議な美しさを愛でるものだ。
「神様がそういう風に創ったんですかね」
「ふぅん。でもやっぱり変なのー」
そう思えば、不思議な姿かたちも神の祝福のうちだろう。
神の叡智に気付かない子供は、やはり正直に呟いたのだった。
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