これも花じゃないだろう、な誕生日花です。
食べたら美味いよね! ホウレンソウの旬は冬だべ。
花言葉は【活力】、これも一択です。
やっぱりポパイからの連想なんでしょうか、この花言葉。ポパイ知らないけど。
桜宮サーガで食べる系キャラは、火喰い鳥でしょうか?
桜宮サーガの人々って、食堂とかファミレスとかなイメージですねぇ……あんまり高価そうなモンを食ってる様子がない。
そんなワケで、火喰い鳥と行灯先生 in 満天で!
食べたら美味いよね! ホウレンソウの旬は冬だべ。
花言葉は【活力】、これも一択です。
やっぱりポパイからの連想なんでしょうか、この花言葉。ポパイ知らないけど。
桜宮サーガで食べる系キャラは、火喰い鳥でしょうか?
桜宮サーガの人々って、食堂とかファミレスとかなイメージですねぇ……あんまり高価そうなモンを食ってる様子がない。
そんなワケで、火喰い鳥と行灯先生 in 満天で!
「グッチー、やっほー! こっちこっち」
入口からすぐ解る席から大きな声で呼ばれ、その人物を確認したと同時に、田口は"まわれ右"をしたくなった。
午前中の外来が終了したところで、藤原看護師から呼び出しが入っていると告げられた。
呼び出し場所が「満天」だったので油断したのだ。
これが病院長室なら田口の嫌な予感レーダーも働いただろうし、「外来が長引きました」でボイコットしたのに。
「白鳥さん、止めましょうよ……」
厚労省の問題キャリア官僚・白鳥が、ブンブンと大きく腕を振っていた。
どんなに大きく振っても、腕は長くは見えないし、本人が好印象になることはない。
しかしこれだけ目立ってしまうと、もう逃げられなかった。
回りからヒソヒソと聞こえる声は歓迎とは言い難い雰囲気だった。
疫病神はコイツだけだ、と言って回りたい田口である。
何時までも入口付近で目立っていたくもないので、田口はそそくさと白鳥の側へ向かった。
白鳥は大きく一口、ホウレンソウの胡麻和えを口に放り込んだ。
白鳥が食べ物を咀嚼し飲み下す間、田口も無言になる。
「お疲れさん、グッチー。取り敢えずメンド臭い話は後にしてさ、ご飯にしたら? 奢らないけど」
「期待してません」
白鳥の奢りなんて後が怖すぎる。
それでも、空腹は事実なので、田口は配膳のレーンに並んだ。
後回しにされた"メンド臭い話"とやらにうんざりしつつ、ワカメうどんを選ぶ。
正直、かき揚は胃に重い。
白鳥の席に戻ると、ホウレンソウの胡麻和えは空になっていた。
改めて見ると、白鳥のトレーは明らかに品数が多い。
定食に更に小鉢を幾つも追加しているようだった。
「グッチー、うどんだけ? そんなんじゃ力が出ないよ」
「貴方はよく食べますね……」
どうして疫病神がこんなに元気なんだろう。
何だか、いろいろと理不尽な気がしてくる田口だった。
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