パラレル企画その2です。
手短に終わらせたいけど、間に合うのかなぁ……。
突然ですが問題です。
1・行灯先生で女体化 ⇒ 済み
2・将軍で獣化 ⇒ 済み
さて残るは何でしょう?
答え:魔人で●●化
……つまるところ、それだけの話です。
なーんにも考えてません。
手短に終わらせたいけど、間に合うのかなぁ……。
突然ですが問題です。
1・行灯先生で女体化 ⇒ 済み
2・将軍で獣化 ⇒ 済み
さて残るは何でしょう?
答え:魔人で●●化
……つまるところ、それだけの話です。
なーんにも考えてません。
国際学会の土産といえば酒に限る。
今回も味も相場も解らない地元の酒を買い込み、ついでに機内で出されたミニボトルを確保して、島津は田口と速水に連絡した。
幸運なことに、二人とも夜に時間が取れるという。
会場は田口の家だ。
留守にしていた島津の家は掃除が行き届いていないし、速水の家は常日頃から片付いていない。
異国の酒に、和風のツマミを添えて酒宴が始まった。
「これワインか? 不思議な味がする……」
「何か混ざってるだろ、コレ。薬くせえって」
何本目かの瓶を開けた時、田口と速水は揃って顔を顰めた。
島津も舐めてみて首を傾げた。
ワインを買ってきたつもりだが、何だか違う気がする。
しかし、これより酷い「大ハズレ」の酒を飲んだこともあるし、さほど神経質になるものではないと島津は思った。
「文句言うなら飲むな」
言い捨てて、島津はぐっと瓶からラッパ飲みをする。
速水と田口が文句を言ったが、時既に遅し。
少々薬臭い酒は、ほとんどが島津の胃に収まったのだった。
「むん…………っ」
目覚めた時、身体がとても軽かった。
身を起こす為に着いた腕は太いが、筋肉ではなく柔らかい。
手の甲に浮いていた静脈瘤も見えず、美しいとすら言ってよかった。
「何だ、これ…………?」
島津が美しい手をしげしげと眺めていると、身動ぎをして田口が起き上がる。
島津はいつもの通りに軽く挨拶をした。
「よぉ」
「え…………?」
寝惚け眼を大きく見開いて、唖然とした顔で田口は島津を見る。
挙句、人を指差す始末だ。
「え? あれ…………?」
「何だよ? まだ酔ってんのか、行灯」
余りにも不思議そうな顔で島津を見るので、島津は軽くからかった。
しかし田口はますます目を丸くする。
「し、島津ぅ…………?」
「何だよ」
恐る恐るというように尋ねてくるので、島津は鼻を鳴らした。
田口の顔から血の気が引く音がする。
震える指で島津を指したまま絶句した田口が次にしたのは、速水を叩き起こすことだった。
「速水っ! 起きろ大変だ、ちょっと、おいっ!」
「ってえ! 起こすなら、優しーいキスで起こせってのに…………」
「バカ言ってる場合じゃないっ!」
文字通り速水を「叩いて」起こした田口は、冗談を口にする速水に更に一撃を入れた。
速水の襟首を右手で掴み、田口の左手は島津を指した。
「島津が小っちゃくなってるっ!!」
「「は?」」
田口の渾身の叫びに、速水と島津は揃って怪訝な声を上げたのだった。
今回も味も相場も解らない地元の酒を買い込み、ついでに機内で出されたミニボトルを確保して、島津は田口と速水に連絡した。
幸運なことに、二人とも夜に時間が取れるという。
会場は田口の家だ。
留守にしていた島津の家は掃除が行き届いていないし、速水の家は常日頃から片付いていない。
異国の酒に、和風のツマミを添えて酒宴が始まった。
「これワインか? 不思議な味がする……」
「何か混ざってるだろ、コレ。薬くせえって」
何本目かの瓶を開けた時、田口と速水は揃って顔を顰めた。
島津も舐めてみて首を傾げた。
ワインを買ってきたつもりだが、何だか違う気がする。
しかし、これより酷い「大ハズレ」の酒を飲んだこともあるし、さほど神経質になるものではないと島津は思った。
「文句言うなら飲むな」
言い捨てて、島津はぐっと瓶からラッパ飲みをする。
速水と田口が文句を言ったが、時既に遅し。
少々薬臭い酒は、ほとんどが島津の胃に収まったのだった。
「むん…………っ」
目覚めた時、身体がとても軽かった。
身を起こす為に着いた腕は太いが、筋肉ではなく柔らかい。
手の甲に浮いていた静脈瘤も見えず、美しいとすら言ってよかった。
「何だ、これ…………?」
島津が美しい手をしげしげと眺めていると、身動ぎをして田口が起き上がる。
島津はいつもの通りに軽く挨拶をした。
「よぉ」
「え…………?」
寝惚け眼を大きく見開いて、唖然とした顔で田口は島津を見る。
挙句、人を指差す始末だ。
「え? あれ…………?」
「何だよ? まだ酔ってんのか、行灯」
余りにも不思議そうな顔で島津を見るので、島津は軽くからかった。
しかし田口はますます目を丸くする。
「し、島津ぅ…………?」
「何だよ」
恐る恐るというように尋ねてくるので、島津は鼻を鳴らした。
田口の顔から血の気が引く音がする。
震える指で島津を指したまま絶句した田口が次にしたのは、速水を叩き起こすことだった。
「速水っ! 起きろ大変だ、ちょっと、おいっ!」
「ってえ! 起こすなら、優しーいキスで起こせってのに…………」
「バカ言ってる場合じゃないっ!」
文字通り速水を「叩いて」起こした田口は、冗談を口にする速水に更に一撃を入れた。
速水の襟首を右手で掴み、田口の左手は島津を指した。
「島津が小っちゃくなってるっ!!」
「「は?」」
田口の渾身の叫びに、速水と島津は揃って怪訝な声を上げたのだった。
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