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こちらは、愚痴外来シリーズの妄想文を展開するブログです。 行灯先生最愛、将軍独り勝ち傾向です。 どうぞお立ち寄り下さいませ。
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桃色警報発令中

…………えっと。かなり本気でR指定入ります。つーかそのシーンだけだよ、今回。
ダメな人はすっとばすこと! あ、でも、「この程度で何じゃいっ!」とかも止めて下さいね。
どうやら忍者ブログは記事一つだけにパスワードって出来ないっぽいんだな……皆様の良識的な判断を期待します。
服を脱がすシーンに必死になっていたらポエムでスルーってわけにもいかなくなった、というのがコトの真相なのですが。


ところで100円ショップでチュッパチャプスを買うと安いということに最近気付きました。通常1個40円ところ3個で105円。
ええ、買っちゃいましたともさ。

大きな手がウエストを支えている。田口の体重に小揺るぎもしない。
近過ぎる瞳に熱を見た気がする。
医療の現場で、剣道の試合で。速水が見せる真剣な目は好きだと、今更ながら思い当たった。
最後の1センチを詰めたのは速水だ。

キスを、していた。



触れたのはほんの一瞬だった。
勘違いかもしれない、そう思ってしまうほどの一瞬。

「はや、み」

催促のつもりじゃなかったのに、田口が囁くともう一度キスされる。それからは何度も。唇を重ねるだけの浅いキスを繰り返した。

「…………嫌か?」

唇が掠め合う距離で囁かれた。首を横に振る。
嫌ではない。温かい。柔らかい。
速水にこんな柔らかい部分があるなんて初めて知った。
田口の頷きに、またキスは降る。
今度は長く、じっくりと。
斜交いにした唇同士を食むように、頬を使われる。速水の手が背中を回ってキャミソールの裾から忍び込んでいる。腰を支えるもう一方の手は、実は尻を探っていた。

「気持ちい?」
「わかんない…………んんっ」

問われたけれど、正直に解らないと答えるしかなかった。
捏ね回される舌。やわやわと持ち上げられる乳房。次第に不自由になる呼吸。思考が霞む。
これが気持ちいいということなら、頷いてもよかった。

「もっと、いいか…………?」

頷いた。
もっと深く。もっと奥まで。熱く。長く。強く。激しく。
問うために離れた唇を求めて、田口の方から腕を伸ばした。
速水の頭ごと抱き締めて身体でしがみついた。



この身体は違う。
意識の底に、自分は男だという認識はある。それは揺らがない。
だが快楽を感じる。速水が作り出すリズムに合わせて揺らされるばかりで、それで悦ぶのもこの身体だ。
速水の両肩に手を突いてかろうじて身体を支えていた。速水のつむじを見下ろしている。
田口から見えない速水の口元は、首筋に幾つもの赤い花びらを散らす。映画の中で、吸血鬼が美女に噛み付くアングル。それから鎖骨にもキスを残す。
速水の両手が乳房を下から持ち上げ、揉み潰す。指先は乳首を左右バラバラのリズムで弄る。キャミソールは一瞬身体が離れた後、頭から抜かれてしまった。

「んあっ、あぁ……ゃみ、はや、み……っ」

背筋に震えが走る度に、速水の名を呼んだ。
そうすると速水は視線だけを上げる。唇は肌を這ったまま、指は脇や背筋をくすぐるまま、真剣な目が田口の瞳を探して、僅かに眇められる。
大丈夫だよと微笑んでいる。勘違いじゃないと思う。

「ちょい上げて」

さりげない声で指示される。速水の両手が田口の腰を掴んで、身体を浮かそうとしている。言われている内容をろくろく把握しないまま、大きく速水の両腿を跨いでいる膝をソファに乗り上げて腰を上げた。

「…………あぁんっ」

丸みに沿って素肌の尻を撫でられ、声が上がった。力が抜けそうになって速水の肩に爪を立てる。速水が着ているのはコットンのTシャツで、すぐに伸びそうで頼りない。
ショーツごとイージーパンツを剥かれて、膝まで一息に下ろされたのだ。足が拘束される。
速水の長い指が田口の奥を探り始める。初めての感覚に、立てたままの両腿が震え出す。腰を落としてしまえば今度は速水の指が深く体内に突き刺さりそうで、それは怖くて出来なかった。
次第に濡れる音。乱れきった田口の呼吸に紛れながら、速水の熱い吐息が肌をくすぐる。

「あ、やぁ、も…………っ」
「田口」
「はやみ」

呼ばれた。だから返す。
すっかり逆上せた頭で、速水の名を口にした。
奥を探る指はそのままに、速水は空いた腕で田口の胴をきつく抱き寄せた。唇を重ねる。呼吸が上手く出来なくて、速水の舌に満足に応えられない。

「呼べよ、名前」
「は、やっ、み。はや……み、は……っ、あぁっ、ぅんっ」

強い瞳が命じるままに繰り返した。速水の瞳が笑う。
その笑みの意味を探りたかった。
単に女を狩る喜びか。
それとも、それ以外の、それ以上のものがあるのか。
いつの間にか部屋着から取り出され、強くそそり立っていた速水自身に貫かれ、田口の思考は白い領域にかき消された。
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