ぐだぐだとイチャイチャな日常を綴っております。
何でこう話が進まないんだ?
サイトをオープンしています。
素敵サイト様にリンクを……と思っていたら、日参サイト様が多すぎて息も絶え絶えです。HTMLサイトだけでも10超えました。ほっとんどロム専。
自分はコメント貰えると舞い上がるってのに、不義理なヤツです。
も、申し訳御座いません……。
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自分はコメント貰えると舞い上がるってのに、不義理なヤツです。
も、申し訳御座いません……。
目が覚めても、身体は女性のままだった。
鏡を覗くと見慣れない……いや、強いて言うなら母親に似ている顔があるだけだ。朝の無精ヒゲが生えていないのが、リアルというか何と言うか。
洗面所へ行く途中でリビングを通る。リビングのソファを倒して速水が寝ていた。家主を差し置いてベッドを占領してしまったらしい。
学生時代から先に酔い潰れるのは田口で、その度に布団に運んでもらっていたことを思い出した。自分だったら、長身の速水をベッドに運ぶなんて不可能だ。その場に転がしたまま、毛布をかけてやるのが精々だろう。
昔からの優しさに感謝の意を込めて、肩からはだけている毛布をかけ直してやった。
「うーん……朝定以外でこんな立派な朝飯も久し振りだな」
「…………ほんっとにお前はどんな食生活をしてるんだ」
速水の歓声に、田口は寧ろ絶望的な気分になった。
具沢山の汁物はどうしたって量が増えるから、昨日の分が残っている。炊飯器に残っている米をレンジで温めて、キャベツの浅漬けも残っていた分を出して、卵焼きを作ったくらいだ。手間はほとんどかかっていない。
心配になるところではあるが、喜んで食事をする速水を見るのは気分が良かった。こういうのも餌付けというのかもしれない。
「お前、俺と暮せよ。んでメシ作ってv」
下心が見え透いた発言は、綺麗に無視してやった。
「お前んチの近所に古本屋って無いか? ブックオフとかでいいんだけど」
「ん――……近くってほどじゃないな。どした?」
「ここんチ、読むモン無くてさ」
「お前変わらないなぁ。そういうことなら、昼は外で食おうぜ」
昔から、いろいろと本は読んでいた。最近は新古書店が増えているから節約主義には有難い限りだ。
掃除と洗濯を終えると、昼を回っていた。何だって折角の休日に、余所の家を掃除しているのだと思わないでもない。自分の家だって掃除したいのに。
人が掃除している様子をぬぼーっと見ていた速水は、田口の言葉に時計を見て、そう提案した。田口が異論を唱える前に速水は自室に引っ込んだ。着替えるためだろう。
正直、あまり外には行きたくない。見知った顔に出くわして、この説明し難い事態を晒したくはなかった。
だが、昨日の食料買い出しも今日の本の買い出しも、速水任せには出来ないものである。
速水のフォローと、何より幸運を天に祈るしかなかった。
昼はチェーン系の和食レストランで済ませた。
ちょうど昼時だったこともあって、ちょっと待ち時間があった。どこの店先でもこういう場合は椅子があって、座って待てるようになっている。
「座れよ」
「?? 速水は?」
「俺はいい。立ってる方が楽だ。何がある?」
そう言った速水は田口の隣に立った。田口が貰ったメニューを、上から覗き込む。速水の髪が流れるのが解るくらい、顔が近い。
「いいなぁ、ラブラブ」
どこから聞こえた声に、田口と速水は揃って振り返った。少し後ろに並んでいた若い女性二人が慌てて視線を逸らす。つまり彼女たちの視線の先にいた「ラブラブ」は田口たちということだ。
「ラブラブだって」
「あ――――…………」
速水が悪戯な笑みを浮かべて囁いたが、田口はどうにもならない返事しかしようがなかった。
鏡を覗くと見慣れない……いや、強いて言うなら母親に似ている顔があるだけだ。朝の無精ヒゲが生えていないのが、リアルというか何と言うか。
洗面所へ行く途中でリビングを通る。リビングのソファを倒して速水が寝ていた。家主を差し置いてベッドを占領してしまったらしい。
学生時代から先に酔い潰れるのは田口で、その度に布団に運んでもらっていたことを思い出した。自分だったら、長身の速水をベッドに運ぶなんて不可能だ。その場に転がしたまま、毛布をかけてやるのが精々だろう。
昔からの優しさに感謝の意を込めて、肩からはだけている毛布をかけ直してやった。
「うーん……朝定以外でこんな立派な朝飯も久し振りだな」
「…………ほんっとにお前はどんな食生活をしてるんだ」
速水の歓声に、田口は寧ろ絶望的な気分になった。
具沢山の汁物はどうしたって量が増えるから、昨日の分が残っている。炊飯器に残っている米をレンジで温めて、キャベツの浅漬けも残っていた分を出して、卵焼きを作ったくらいだ。手間はほとんどかかっていない。
心配になるところではあるが、喜んで食事をする速水を見るのは気分が良かった。こういうのも餌付けというのかもしれない。
「お前、俺と暮せよ。んでメシ作ってv」
下心が見え透いた発言は、綺麗に無視してやった。
「お前んチの近所に古本屋って無いか? ブックオフとかでいいんだけど」
「ん――……近くってほどじゃないな。どした?」
「ここんチ、読むモン無くてさ」
「お前変わらないなぁ。そういうことなら、昼は外で食おうぜ」
昔から、いろいろと本は読んでいた。最近は新古書店が増えているから節約主義には有難い限りだ。
掃除と洗濯を終えると、昼を回っていた。何だって折角の休日に、余所の家を掃除しているのだと思わないでもない。自分の家だって掃除したいのに。
人が掃除している様子をぬぼーっと見ていた速水は、田口の言葉に時計を見て、そう提案した。田口が異論を唱える前に速水は自室に引っ込んだ。着替えるためだろう。
正直、あまり外には行きたくない。見知った顔に出くわして、この説明し難い事態を晒したくはなかった。
だが、昨日の食料買い出しも今日の本の買い出しも、速水任せには出来ないものである。
速水のフォローと、何より幸運を天に祈るしかなかった。
昼はチェーン系の和食レストランで済ませた。
ちょうど昼時だったこともあって、ちょっと待ち時間があった。どこの店先でもこういう場合は椅子があって、座って待てるようになっている。
「座れよ」
「?? 速水は?」
「俺はいい。立ってる方が楽だ。何がある?」
そう言った速水は田口の隣に立った。田口が貰ったメニューを、上から覗き込む。速水の髪が流れるのが解るくらい、顔が近い。
「いいなぁ、ラブラブ」
どこから聞こえた声に、田口と速水は揃って振り返った。少し後ろに並んでいた若い女性二人が慌てて視線を逸らす。つまり彼女たちの視線の先にいた「ラブラブ」は田口たちということだ。
「ラブラブだって」
「あ――――…………」
速水が悪戯な笑みを浮かべて囁いたが、田口はどうにもならない返事しかしようがなかった。
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COMMENT
わー
ラブラブだ~
とってもほほえましいデス
続きが気になって気になって…ふふふっ
ぜんぜん違う話なんですけど…
私が通ってる大学に「速水先生」がいるんです!
しかもその方が受け持っている講義が『救急処置法』なんです!!
受けたかったけど、課程が違うのでムリでした…
私の後輩によると、初回以外は全部実技で、とっても楽しい授業だそうです。実技試験はくじ引きで内容を決めるとか
周りに話せる人がいないのでコチラで話させていただきました
長々とスミマセン
とってもほほえましいデス
![](/emoji/D/165.gif)
続きが気になって気になって…ふふふっ
ぜんぜん違う話なんですけど…
私が通ってる大学に「速水先生」がいるんです!
しかもその方が受け持っている講義が『救急処置法』なんです!!
受けたかったけど、課程が違うのでムリでした…
私の後輩によると、初回以外は全部実技で、とっても楽しい授業だそうです。実技試験はくじ引きで内容を決めるとか
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周りに話せる人がいないのでコチラで話させていただきました
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長々とスミマセン
![](/emoji/D/196.gif)
Re:わー
いらっしゃいませ、コメント有難う御座います。
続き? ……悪戦苦闘中で御座いますよ。今日か明日かには、上げられるといいんですけど。
>速水先生の救急処置法
単語聞くでテンション上がるなぁ。妄想ってお金のかからない楽しみだ。
実際将軍は多忙だから大学で講義しないでしょうけど、くじ引きで実技試験決めちゃうなんて、将軍もやりそう。
行灯先生は一応「講師」だけど、外来の隙間に大学で講義とかしないのかな? 厚労省の会議プレゼンも準備なしの人だから、行き当たりばったりな講義かもしれないですね。
続き? ……悪戦苦闘中で御座いますよ。今日か明日かには、上げられるといいんですけど。
>速水先生の救急処置法
単語聞くでテンション上がるなぁ。妄想ってお金のかからない楽しみだ。
実際将軍は多忙だから大学で講義しないでしょうけど、くじ引きで実技試験決めちゃうなんて、将軍もやりそう。
行灯先生は一応「講師」だけど、外来の隙間に大学で講義とかしないのかな? 厚労省の会議プレゼンも準備なしの人だから、行き当たりばったりな講義かもしれないですね。