まだまだイチャイチャは続くよ。チャンネルはそのままっ!
……テンションが自棄っぱちになってますな。
でもそろそろ桃色警報が必要かもです。
あ―でも霧島の書くものですから大したことはない。
ブラックジャックは以前にセンセーが出演した国営放送から。センセーが学生時代に読んだってコトは、年齢的に将軍たちも読んでたかと勝手に判断しております。
……テンションが自棄っぱちになってますな。
でもそろそろ桃色警報が必要かもです。
あ―でも霧島の書くものですから大したことはない。
ブラックジャックは以前にセンセーが出演した国営放送から。センセーが学生時代に読んだってコトは、年齢的に将軍たちも読んでたかと勝手に判断しております。
本を買いに行きたいと田口が言いだしたので車を出した。
昼は外で取ることにする。
何の拍子か、「ラブラブ」と囁かれた。
年齢的に似合うセリフじゃないが、意外と悪くないと思う。
「2名でお待ちの速水さまぁ?」
「あ、はい」
ウエイトレスの声に田口が顔を上げる。椅子から立ち上がる際、傍に立っていた速水の服を掴んだ。無意識だったらしい。その仕草がツボに入った。
昨日から、この頭は湧いているとしか言いようがない。
その後古本屋に行って、田口を待つ間にブラックジャックの文庫版に惹かれたが結局買わず。
コーヒーを飲みに入った喫茶店で、田口が頼んだいちごのタルトを一口もらって。
夕食の買い出しをして、荷物持ちをして。
速水の休日は誰からどう見てもデートで終わった。
「カレー? 何でまたカレー?」
「レトルトのカレーって具が小っせえだろ。満天のは何かしょっぱいし」
「まあいいけど。楽だし」
という会話を経て、二日目の夕食はカレーになった。
速水のリクエストに応じて、具がごろごろしたカレーが食卓に上った。野菜を摂取させたいのか、それとも単に余らせたくないのか、ごぼうサラダが付いてくる。味の方も文句なかった。
「何コレ?」
「さあ。ウチのナースたちが騒いでたなぁと思ってよ」
「ふぅん…………」
適当に点けていたテレビでは、韓国の純愛映画が流れていた。
風呂上りの田口は画面と速水を見比べて首を傾げた。速水と恋愛映画はそぐわない。速水自身にもその自覚がある。
速水がオレンジ新棟のナースに言及すると、田口は納得した顔で一つ頷いてローテーブルの横に座った。
出会いは最悪、というのは恋愛映画のお約束の一つだ。画面の中では男女が腕を振り回して罵り合っている。速水も田口もどうでもよさそうな顔でそれを見ていた。
テレビで放映される映画はCMがすぐ入る。そのCMがまた長い。
だが、その時間に何か出来るというメリットもある。
「何か飲むかな…………」
「あ、ついでにビールもう一本」
「ったく…………てっ!」
田口が呟いて立ち上がり掛けたので、空かさず速水は用を頼んだ。ビールと言っても、この家にあるのは発泡酒だが。
面倒臭そうな顔を隠さなかった田口だが、立ち上がる際にローテーブルに膝をぶつけてよろめいた。バランスを崩して速水の上に圧し掛かる形になる。
田口の肩が速水の胸を強打する。思わず速水は息を詰まらせた。
田口は慌てて速水の顔を覗き込む。
「悪いっ、だいじょ、う……ぶ」
距離が近い。もつれた田口の足が、速水の膝に絡んでいる。乗り上げた身体は軽い。
胸が触れる。風呂上りの薄着で剥き出しになった肩は少し冷たかった。キャミソールの隙間から乳房の谷間が覗く。影が見える。
近さに戸惑う瞳。嗅ぎ慣れたシャンプーの匂い。
吐息。体温。
最後の1センチは田口に誘われた。
キスを、していた。
昼は外で取ることにする。
何の拍子か、「ラブラブ」と囁かれた。
年齢的に似合うセリフじゃないが、意外と悪くないと思う。
「2名でお待ちの速水さまぁ?」
「あ、はい」
ウエイトレスの声に田口が顔を上げる。椅子から立ち上がる際、傍に立っていた速水の服を掴んだ。無意識だったらしい。その仕草がツボに入った。
昨日から、この頭は湧いているとしか言いようがない。
その後古本屋に行って、田口を待つ間にブラックジャックの文庫版に惹かれたが結局買わず。
コーヒーを飲みに入った喫茶店で、田口が頼んだいちごのタルトを一口もらって。
夕食の買い出しをして、荷物持ちをして。
速水の休日は誰からどう見てもデートで終わった。
「カレー? 何でまたカレー?」
「レトルトのカレーって具が小っせえだろ。満天のは何かしょっぱいし」
「まあいいけど。楽だし」
という会話を経て、二日目の夕食はカレーになった。
速水のリクエストに応じて、具がごろごろしたカレーが食卓に上った。野菜を摂取させたいのか、それとも単に余らせたくないのか、ごぼうサラダが付いてくる。味の方も文句なかった。
「何コレ?」
「さあ。ウチのナースたちが騒いでたなぁと思ってよ」
「ふぅん…………」
適当に点けていたテレビでは、韓国の純愛映画が流れていた。
風呂上りの田口は画面と速水を見比べて首を傾げた。速水と恋愛映画はそぐわない。速水自身にもその自覚がある。
速水がオレンジ新棟のナースに言及すると、田口は納得した顔で一つ頷いてローテーブルの横に座った。
出会いは最悪、というのは恋愛映画のお約束の一つだ。画面の中では男女が腕を振り回して罵り合っている。速水も田口もどうでもよさそうな顔でそれを見ていた。
テレビで放映される映画はCMがすぐ入る。そのCMがまた長い。
だが、その時間に何か出来るというメリットもある。
「何か飲むかな…………」
「あ、ついでにビールもう一本」
「ったく…………てっ!」
田口が呟いて立ち上がり掛けたので、空かさず速水は用を頼んだ。ビールと言っても、この家にあるのは発泡酒だが。
面倒臭そうな顔を隠さなかった田口だが、立ち上がる際にローテーブルに膝をぶつけてよろめいた。バランスを崩して速水の上に圧し掛かる形になる。
田口の肩が速水の胸を強打する。思わず速水は息を詰まらせた。
田口は慌てて速水の顔を覗き込む。
「悪いっ、だいじょ、う……ぶ」
距離が近い。もつれた田口の足が、速水の膝に絡んでいる。乗り上げた身体は軽い。
胸が触れる。風呂上りの薄着で剥き出しになった肩は少し冷たかった。キャミソールの隙間から乳房の谷間が覗く。影が見える。
近さに戸惑う瞳。嗅ぎ慣れたシャンプーの匂い。
吐息。体温。
最後の1センチは田口に誘われた。
キスを、していた。
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