ルール違反に、15日の記念日モノ二つ目です。
理由は簡単、霧島が栃木県民だからです。贔屓、させて下さい。
霧島の小中学校時代、県民の日は休日ではありませんでした。
寧ろ悪しき学校行事「写生大会の日」。
学校で式典やって、校外に写生しに出かけるのですが、絵心がゼロ以下の霧島にとっては忌むべき行事でした。
ちなみに運動神経も標準以下だったので、運動会も嫌いです。
しかし、県民の歌は好きでした。
文語調の歌詞で、行進曲風のかっちりした曲調です。
県民の日シリーズのルールとしてお土産銘菓を登場させるところですが、地元なだけに却って悩みます。
それと霧島、県南の方の土産には詳しくないです。
今回登場させたのは我が家のお気に入り+ウケ狙いですが、それ以外にも
・古印最中
・大麦バームクーヘン
・左甚五郎煎餅
・とちのはサブレ
あたりが手土産向きなんじゃないのかな?
ちなみに以下はマイナーなお気に入り。自宅茶菓子用。
・朝日屋の揚げもち
・湯沢屋の酒まんじゅう
・武平饅頭
栃木県にお寄りの際は、ちょっと探してみて下さい。
理由は簡単、霧島が栃木県民だからです。贔屓、させて下さい。
霧島の小中学校時代、県民の日は休日ではありませんでした。
寧ろ悪しき学校行事「写生大会の日」。
学校で式典やって、校外に写生しに出かけるのですが、絵心がゼロ以下の霧島にとっては忌むべき行事でした。
ちなみに運動神経も標準以下だったので、運動会も嫌いです。
しかし、県民の歌は好きでした。
文語調の歌詞で、行進曲風のかっちりした曲調です。
県民の日シリーズのルールとしてお土産銘菓を登場させるところですが、地元なだけに却って悩みます。
それと霧島、県南の方の土産には詳しくないです。
今回登場させたのは我が家のお気に入り+ウケ狙いですが、それ以外にも
・古印最中
・大麦バームクーヘン
・左甚五郎煎餅
・とちのはサブレ
あたりが手土産向きなんじゃないのかな?
ちなみに以下はマイナーなお気に入り。自宅茶菓子用。
・朝日屋の揚げもち
・湯沢屋の酒まんじゅう
・武平饅頭
栃木県にお寄りの際は、ちょっと探してみて下さい。
「お待たせしました。責任者の田口公平です」
藤原のコーヒーと同時に、田口が奥の院から出てきた。
累花は慌てて立ち上がって、ぴょこんと頭を下げる。
「井倉累花です。今日は遅れてしまってすみませんでした」
「電車の事情じゃ仕方ないですよ」
田口は笑って言うと、手振りで累花に再度椅子を勧めた。
累花は一つ頷いて椅子に腰を下ろす。
コーヒーの香りが鼻先を擽った。
「井倉さんから水羊羹を頂いたんですよ、先生。冷蔵庫に冷やしてありますので」
「へえ……夏らしいですね。有り難う御座います」
藤原がさり気ない口調で田口に告げる。
田口が微笑と共に礼を言った。
照れる、かなり照れる。
累花は照れ隠しに手を振った。
「えっと、私が好きなものを持ってきただけなので、お口に合うか解らないんですけど。よかったら食べて下さいっ」
累花が渡したのは鬼平(きびら)の水羊羹だ。
さらっとした口当たりで個人的に大層気に入っているのだが、自分の味覚と他人の味覚が同じなワケがない。
そこを断ると、藤原が悪戯っぽく笑った。
「大丈夫ですよ。田口先生は何でも美味しく召し上がれる方ですもの」
「…………え、っと」
誉め言葉、なのだろうか。
ちょっと違うような気もするが。
累花が反応に困っていると、田口が不満そうな声を出した。
「それ、誉めてませんよね?」
「そんなことありませんよ」
藤原はさらりと流す。
やはり、何とかの功には敵わない。
「何とか」を口に出すのは、怖くてとても出来ない累花だったが。
「あ、じゃあコレも。やっぱり栃木だし、って」
何でも大丈夫、というなら興味本位で用意したモノを出してみる。
こちらは自分でも食べたことがないので、美味いかどうかも解らない。
そのパッケージを見て、田口も藤原も驚きの表情を見せた。
「餃子煎餅…………」
「ああ、宇都宮は有名でしたわね」
菓子にするには際物だ。要はウケ狙いである。
田口と藤原が同時に吹き出した。
期待通りにウケてくれたので、累花は満足して一つ頷いたのだった。
藤原のコーヒーと同時に、田口が奥の院から出てきた。
累花は慌てて立ち上がって、ぴょこんと頭を下げる。
「井倉累花です。今日は遅れてしまってすみませんでした」
「電車の事情じゃ仕方ないですよ」
田口は笑って言うと、手振りで累花に再度椅子を勧めた。
累花は一つ頷いて椅子に腰を下ろす。
コーヒーの香りが鼻先を擽った。
「井倉さんから水羊羹を頂いたんですよ、先生。冷蔵庫に冷やしてありますので」
「へえ……夏らしいですね。有り難う御座います」
藤原がさり気ない口調で田口に告げる。
田口が微笑と共に礼を言った。
照れる、かなり照れる。
累花は照れ隠しに手を振った。
「えっと、私が好きなものを持ってきただけなので、お口に合うか解らないんですけど。よかったら食べて下さいっ」
累花が渡したのは鬼平(きびら)の水羊羹だ。
さらっとした口当たりで個人的に大層気に入っているのだが、自分の味覚と他人の味覚が同じなワケがない。
そこを断ると、藤原が悪戯っぽく笑った。
「大丈夫ですよ。田口先生は何でも美味しく召し上がれる方ですもの」
「…………え、っと」
誉め言葉、なのだろうか。
ちょっと違うような気もするが。
累花が反応に困っていると、田口が不満そうな声を出した。
「それ、誉めてませんよね?」
「そんなことありませんよ」
藤原はさらりと流す。
やはり、何とかの功には敵わない。
「何とか」を口に出すのは、怖くてとても出来ない累花だったが。
「あ、じゃあコレも。やっぱり栃木だし、って」
何でも大丈夫、というなら興味本位で用意したモノを出してみる。
こちらは自分でも食べたことがないので、美味いかどうかも解らない。
そのパッケージを見て、田口も藤原も驚きの表情を見せた。
「餃子煎餅…………」
「ああ、宇都宮は有名でしたわね」
菓子にするには際物だ。要はウケ狙いである。
田口と藤原が同時に吹き出した。
期待通りにウケてくれたので、累花は満足して一つ頷いたのだった。
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