伝説ネタバレ注意報&オリキャラ登場注意報
終わるぞ。終わりにしてやるぞっと。
デバガメな魔人とか将軍とか、実に楽しかったです。
先日購入した「夢見る~」が役に立ってます。
本当は将軍と行灯先生にデートさせるつもりだったんだけど……順番が変わっちゃいました。そのうちやるか。
終わるぞ。終わりにしてやるぞっと。
デバガメな魔人とか将軍とか、実に楽しかったです。
先日購入した「夢見る~」が役に立ってます。
本当は将軍と行灯先生にデートさせるつもりだったんだけど……順番が変わっちゃいました。そのうちやるか。
「やっぱ気付いてんじゃねえの?」
「行灯が? まさかだろ」
再度田口が振り返ったので、島津と速水は慌てて影に隠れた。
桜宮水族館新館は天窓の光が零れているが、全体に薄暗い。
深海種がメイン展示物のためだ。
薄く赤く光る新種のボンクラボヤやウスボンヤリボヤがメインらしいのだが、速水がどう見たってメインは黄金地球儀だった。何せデカイ。
「黄金地球儀って、違ぇじゃん」
「あれ全部金で作るカネなかったんだろ」
「そもそも何であんなモン作ったんだ?」
「さあ? 景気づけ? つーかさぁ、誰がボンクラボヤとか名付けたんだかな」
「悪意があるよなあ」
田口をデバガメしにきている筈の二人だが、どうでもいい話ばかりしていた。もちろんヒソヒソ声でだ。
ターゲットに動きが無くて、少し飽きがきていたのだ。
田口とその連れは時折ボソボソと喋るだけである。田口の方も断りの口上は切り出せていないらしい。
「行灯のヤツがしっかりお断り出来んのかね?」
「だからって付き合えないだろ。アイツ男なんだし」
島津が首を傾げながらぼそっと呟いた。
速水は何でもないことのように言う。
速水の返事に、島津はちょっとだけ眉を上げた。
「あっちは行灯が男だって構ぁないんだろ。だから手紙寄越したワケだし」
「修羅場の幻覚だろ。行灯がマリア様だなんて、笑えるぞ」
呟いて、実際速水は喉の奥で笑った。島津もちょっとだけ笑う。
だが、速水のように修羅場の幻覚と切り捨てる気にはならなかった。
幻覚なら幻覚で構わない、恋愛なんて思い込みから始まるものだ。
島津の見る限り、速水はそもそも、田口に恋愛の目を向ける人間がいる、ということ自体を頭っから否定しているようなのだ。考えてもいないらしい。
それがどういう深層心理に端を発しているのか……当の速水以上に、島津は心中複雑である。
「行灯だっていつまでも同じ場所にはいないだろ…………?」
島津の呟きは速水の耳には届かなかった。
二人の様子を伺っていた速水がふと身を乗り出す。
黄金地球儀に添えられた田口の手を、連れが白い左手で握った。
やっぱり金色の日本部分を触りたくなるのは、人の性だろうか。
ご多分に漏れず、田口も黄金の日本に触れた。
今までにたくさんの人に撫でられたせいか、表面がすべすべしている。
撫で地蔵のようにご利益とかあるのだろうか、と田口がぼんやり考えた時、その右手を掴まれた。
「え」
「田口先生…………っ」
矢沢が田口の手を握っている。矢沢の左手に被せられたネット包帯の網目が、手の甲に不思議な感触を落とす。
僅かな隙間を惜しむように、矢沢は更に強く手を握った。
「好きなんです、田口先生…………」
「俺、は」
手を払おうとしたが、しっかり握られた手は容易に離れなかった。
田口は落ち着かない気持ちのまま口を開いた。
「矢沢さんとお付き合い出来ません」
「どうして、ですか」
「矢沢さんが病院で見たのは、俺じゃないからです。俺は当たり前に仕事をしただけで、矢沢さんが仰るほど優しくもないです。矢沢さんは勘違いなさっているだけですよ」
言えた、と田口は少し安堵する。そのまま矢沢の表情を伺う。
薄暗い館内で、アルミ合金製の地球儀から反射する明かりが、矢沢の右頬を照らしている。
矢沢は泣きそうな顔だった。申し訳ないことをしているとは田口も思う。
だが、神聖視された想いを寄せられても、田口にはどうしようもない。
「手を…………」
掴まれたままの手を離して貰おうと田口が身動ぎすると、それに触発されたように矢沢が動いた。
手を離すどころか距離を詰めてくる。
「田口先生は僕の理想なんです」
「だから違いますって」
「男同士だって気にしません」
「そうじゃなくって…………」
「付き合って下さい、お願いしますっ」
矢沢の声が次第に大きくなる。田口は周囲に視線を飛ばした。
平日の午前中で新館に誰もいないことが幸いだ。
イエスを言わない田口に焦れて、矢沢は更に距離を詰めてきた。
腕を伸ばして距離を取ろうとするが、地球儀に押しつけられて逃げ場がなくなった。顔が寄せられる。
キスされる、と咄嗟に思ってきつく眼を瞑った。
「だっ…………」
場所とか羞恥とか、そういったものは田口の頭から吹っ飛んでいた。
「黙って見てないで助けろ、速水ィ―――っ!!」
身体が、動いた。
飛び出した速水は、田口の大声にたじろいだ男の横から田口の腕を掴み、思い切り自分の背後へ引っ張った。勢いに田口がたたらを踏む。
男と眼が合う。睨まれたので睨み返した。
「無理矢理はねえんじゃねえの?」
「あなたには関係ないでしょう」
速水の長身と迫力に圧されたようだったが、それでも男は口応えをした。
生意気な若造だ、と速水は一瞬で決めつける。
二人が睨み合っていると、速水の背後にいた田口が前に出た。
速水の傍近くに立ち、慎重に距離を取っている。
「矢沢さん、俺はあなたとお付き合い出来ません。男同士だからとかじゃなく、話を聞いてくれない人は、俺はダメなんです。今日は有難う御座いました。さようなら、失礼します。帰ろう、速水、島津」
言うだけ言って、田口はさっさと歩き出した。常にない早い行動で、問答を強制的に終わらせたのだ。
田口を追いたそうな男を視線で凍らせて、速水は田口の後を追った。その後ろから島津も付いてくる。
新館の外は明るかった。温度も若干高い。三人は縦一列になって歩いていたが、しばらく行ったところで田口が足を止めて振り返った。
「お前ら、隠れるの下手だよな」
「行灯が気付いてたって方が意外だ」
「地球儀に影が映ってたんだよ。大体二人ともデカイんだ」
田口と島津が軽口を叩き合う。
何となくその輪に入れなくて、速水は二人の一歩後ろをぼんやり歩いていた。
田口が叫ばなかったらどうしていただろうかと思う。
動いていただろうか。二人の間に割って入って、二人を引き離していただろうか。それとも黙って、二人がキスでも何でもするのを見ていただろうか。居た堪れなくなって退散しただろうか。
ただ、田口のキスシーンは見たくないと、はっきり思う。
田口はいつも通り、ぼんやり笑っていればいい。他の男も女も、田口の傍には必要ない。
前を歩いていた田口が、ふと肩越しに振り返る。
「速水」
「ん?」
「サンキュ」
小さく笑って田口は言った。
速水は唇を綻ばせた。助けろ、なんて命令形だったくせに、ちゃんと礼を言うのが可笑しかった。
「おい、どうして速水をご指名したんだ?」
「え? どうだろ? 速水の方が速そうだった…………から?」
「てめっ。俺がノロマって意味か、そりゃ」
「島津、重いっ」
島津の問いに田口は首を傾げつつ答える。その答えが気に食わなかった島津は田口の頭を抱え込んで体重をかけ、田口は顔を顰めた。
田口が悲鳴交じりに速水を見る。
「助けろよ、速水っ」
「助けなくていいぞ、こんなヤツ」
同期二人に正反対のことを言われ、速水はからりと笑った。
今回は助けなくてもいいだろう。
「行灯が? まさかだろ」
再度田口が振り返ったので、島津と速水は慌てて影に隠れた。
桜宮水族館新館は天窓の光が零れているが、全体に薄暗い。
深海種がメイン展示物のためだ。
薄く赤く光る新種のボンクラボヤやウスボンヤリボヤがメインらしいのだが、速水がどう見たってメインは黄金地球儀だった。何せデカイ。
「黄金地球儀って、違ぇじゃん」
「あれ全部金で作るカネなかったんだろ」
「そもそも何であんなモン作ったんだ?」
「さあ? 景気づけ? つーかさぁ、誰がボンクラボヤとか名付けたんだかな」
「悪意があるよなあ」
田口をデバガメしにきている筈の二人だが、どうでもいい話ばかりしていた。もちろんヒソヒソ声でだ。
ターゲットに動きが無くて、少し飽きがきていたのだ。
田口とその連れは時折ボソボソと喋るだけである。田口の方も断りの口上は切り出せていないらしい。
「行灯のヤツがしっかりお断り出来んのかね?」
「だからって付き合えないだろ。アイツ男なんだし」
島津が首を傾げながらぼそっと呟いた。
速水は何でもないことのように言う。
速水の返事に、島津はちょっとだけ眉を上げた。
「あっちは行灯が男だって構ぁないんだろ。だから手紙寄越したワケだし」
「修羅場の幻覚だろ。行灯がマリア様だなんて、笑えるぞ」
呟いて、実際速水は喉の奥で笑った。島津もちょっとだけ笑う。
だが、速水のように修羅場の幻覚と切り捨てる気にはならなかった。
幻覚なら幻覚で構わない、恋愛なんて思い込みから始まるものだ。
島津の見る限り、速水はそもそも、田口に恋愛の目を向ける人間がいる、ということ自体を頭っから否定しているようなのだ。考えてもいないらしい。
それがどういう深層心理に端を発しているのか……当の速水以上に、島津は心中複雑である。
「行灯だっていつまでも同じ場所にはいないだろ…………?」
島津の呟きは速水の耳には届かなかった。
二人の様子を伺っていた速水がふと身を乗り出す。
黄金地球儀に添えられた田口の手を、連れが白い左手で握った。
やっぱり金色の日本部分を触りたくなるのは、人の性だろうか。
ご多分に漏れず、田口も黄金の日本に触れた。
今までにたくさんの人に撫でられたせいか、表面がすべすべしている。
撫で地蔵のようにご利益とかあるのだろうか、と田口がぼんやり考えた時、その右手を掴まれた。
「え」
「田口先生…………っ」
矢沢が田口の手を握っている。矢沢の左手に被せられたネット包帯の網目が、手の甲に不思議な感触を落とす。
僅かな隙間を惜しむように、矢沢は更に強く手を握った。
「好きなんです、田口先生…………」
「俺、は」
手を払おうとしたが、しっかり握られた手は容易に離れなかった。
田口は落ち着かない気持ちのまま口を開いた。
「矢沢さんとお付き合い出来ません」
「どうして、ですか」
「矢沢さんが病院で見たのは、俺じゃないからです。俺は当たり前に仕事をしただけで、矢沢さんが仰るほど優しくもないです。矢沢さんは勘違いなさっているだけですよ」
言えた、と田口は少し安堵する。そのまま矢沢の表情を伺う。
薄暗い館内で、アルミ合金製の地球儀から反射する明かりが、矢沢の右頬を照らしている。
矢沢は泣きそうな顔だった。申し訳ないことをしているとは田口も思う。
だが、神聖視された想いを寄せられても、田口にはどうしようもない。
「手を…………」
掴まれたままの手を離して貰おうと田口が身動ぎすると、それに触発されたように矢沢が動いた。
手を離すどころか距離を詰めてくる。
「田口先生は僕の理想なんです」
「だから違いますって」
「男同士だって気にしません」
「そうじゃなくって…………」
「付き合って下さい、お願いしますっ」
矢沢の声が次第に大きくなる。田口は周囲に視線を飛ばした。
平日の午前中で新館に誰もいないことが幸いだ。
イエスを言わない田口に焦れて、矢沢は更に距離を詰めてきた。
腕を伸ばして距離を取ろうとするが、地球儀に押しつけられて逃げ場がなくなった。顔が寄せられる。
キスされる、と咄嗟に思ってきつく眼を瞑った。
「だっ…………」
場所とか羞恥とか、そういったものは田口の頭から吹っ飛んでいた。
「黙って見てないで助けろ、速水ィ―――っ!!」
身体が、動いた。
飛び出した速水は、田口の大声にたじろいだ男の横から田口の腕を掴み、思い切り自分の背後へ引っ張った。勢いに田口がたたらを踏む。
男と眼が合う。睨まれたので睨み返した。
「無理矢理はねえんじゃねえの?」
「あなたには関係ないでしょう」
速水の長身と迫力に圧されたようだったが、それでも男は口応えをした。
生意気な若造だ、と速水は一瞬で決めつける。
二人が睨み合っていると、速水の背後にいた田口が前に出た。
速水の傍近くに立ち、慎重に距離を取っている。
「矢沢さん、俺はあなたとお付き合い出来ません。男同士だからとかじゃなく、話を聞いてくれない人は、俺はダメなんです。今日は有難う御座いました。さようなら、失礼します。帰ろう、速水、島津」
言うだけ言って、田口はさっさと歩き出した。常にない早い行動で、問答を強制的に終わらせたのだ。
田口を追いたそうな男を視線で凍らせて、速水は田口の後を追った。その後ろから島津も付いてくる。
新館の外は明るかった。温度も若干高い。三人は縦一列になって歩いていたが、しばらく行ったところで田口が足を止めて振り返った。
「お前ら、隠れるの下手だよな」
「行灯が気付いてたって方が意外だ」
「地球儀に影が映ってたんだよ。大体二人ともデカイんだ」
田口と島津が軽口を叩き合う。
何となくその輪に入れなくて、速水は二人の一歩後ろをぼんやり歩いていた。
田口が叫ばなかったらどうしていただろうかと思う。
動いていただろうか。二人の間に割って入って、二人を引き離していただろうか。それとも黙って、二人がキスでも何でもするのを見ていただろうか。居た堪れなくなって退散しただろうか。
ただ、田口のキスシーンは見たくないと、はっきり思う。
田口はいつも通り、ぼんやり笑っていればいい。他の男も女も、田口の傍には必要ない。
前を歩いていた田口が、ふと肩越しに振り返る。
「速水」
「ん?」
「サンキュ」
小さく笑って田口は言った。
速水は唇を綻ばせた。助けろ、なんて命令形だったくせに、ちゃんと礼を言うのが可笑しかった。
「おい、どうして速水をご指名したんだ?」
「え? どうだろ? 速水の方が速そうだった…………から?」
「てめっ。俺がノロマって意味か、そりゃ」
「島津、重いっ」
島津の問いに田口は首を傾げつつ答える。その答えが気に食わなかった島津は田口の頭を抱え込んで体重をかけ、田口は顔を顰めた。
田口が悲鳴交じりに速水を見る。
「助けろよ、速水っ」
「助けなくていいぞ、こんなヤツ」
同期二人に正反対のことを言われ、速水はからりと笑った。
今回は助けなくてもいいだろう。
PR
COMMENT
きゃー!!
若行灯先生危機一髪・・・(^0^;も~早く助けて若将軍ったら。
最近、『キサ○ギ』DVDを見て以降、若将軍が小栗○クンに若行灯先生が小出○介クンに脳内変換されてしまいます。(若魔人は思い浮かばず)このお話も勝手に脳内変換して楽しみました!
将軍行灯のデート話ですとぉ!その萌えで怒涛の年度初めが乗り切れそうです。
最近、『キサ○ギ』DVDを見て以降、若将軍が小栗○クンに若行灯先生が小出○介クンに脳内変換されてしまいます。(若魔人は思い浮かばず)このお話も勝手に脳内変換して楽しみました!
将軍行灯のデート話ですとぉ!その萌えで怒涛の年度初めが乗り切れそうです。
Re:きゃー!!
いらっしゃいませ、コメント有難う御座います。
脳内キャスト変換か……霧島、若い役者さん知らないからなあ。寧ろいろんなサイト様の仕様で脳内変換してるかもしれない。素敵イラストサイト様が世の中多い……へへへっ。
水族館デートはねぇ……桜宮ならデートスポットはここだろうと思っていたのですよ。寂れ気味らしいけど。しかし桜宮市って、ショッピングモールもデパートもケチが付いてて、デートスポットに事欠いてるかもしれないな。
今はまだ「水族館でデート」ってしか考えてないので、前フリとか思いついたら書きますね、きっと。そしたら思い出してやって下さいませ。
脳内キャスト変換か……霧島、若い役者さん知らないからなあ。寧ろいろんなサイト様の仕様で脳内変換してるかもしれない。素敵イラストサイト様が世の中多い……へへへっ。
水族館デートはねぇ……桜宮ならデートスポットはここだろうと思っていたのですよ。寂れ気味らしいけど。しかし桜宮市って、ショッピングモールもデパートもケチが付いてて、デートスポットに事欠いてるかもしれないな。
今はまだ「水族館でデート」ってしか考えてないので、前フリとか思いついたら書きますね、きっと。そしたら思い出してやって下さいませ。
意識の始まり?
こんばんは。
田口先生危なかったですね;
叫び声で即出て行って田口先生を救出しその後自分の気持ちを思案するジェネラル、友愛から恋愛への変化かと思うと萌えます//
咄嗟に「速水」と口をついて出た田口先生にもv
とても楽しんで読ませていただきました。
田口先生危なかったですね;
叫び声で即出て行って田口先生を救出しその後自分の気持ちを思案するジェネラル、友愛から恋愛への変化かと思うと萌えます//
咄嗟に「速水」と口をついて出た田口先生にもv
とても楽しんで読ませていただきました。
Re:意識の始まり?
いらっしゃいませ&コメント有難う御座います。
うーん……恋愛感情より何より、独占欲のが先走ってるかもしれないな、この将軍。霧島は書いててそう思いました。「アイツに思いを寄せる人間がいるワケない」って頭っから思ってるのは、裏を返せば「そーゆうヤツはいてはならない」ってことでしょうから。……重いな。
行灯先生の方は、無意識の信頼ってゆーか。咄嗟に呼ぶ相手が将軍だけど、どうして将軍なのかは自分でもよく解ってないとゆーか。魔人を当てにしてないワケじゃないけど、何故か優先度は将軍のが上らしい。
……こうして書いていると、もぉ遠回りもいいトコな関係らしいというのが薄々察せられますな。魔人も苦労しそうです。
うーん……恋愛感情より何より、独占欲のが先走ってるかもしれないな、この将軍。霧島は書いててそう思いました。「アイツに思いを寄せる人間がいるワケない」って頭っから思ってるのは、裏を返せば「そーゆうヤツはいてはならない」ってことでしょうから。……重いな。
行灯先生の方は、無意識の信頼ってゆーか。咄嗟に呼ぶ相手が将軍だけど、どうして将軍なのかは自分でもよく解ってないとゆーか。魔人を当てにしてないワケじゃないけど、何故か優先度は将軍のが上らしい。
……こうして書いていると、もぉ遠回りもいいトコな関係らしいというのが薄々察せられますな。魔人も苦労しそうです。