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こちらは、愚痴外来シリーズの妄想文を展開するブログです。 行灯先生最愛、将軍独り勝ち傾向です。 どうぞお立ち寄り下さいませ。
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以前に書いた「Letter From」の返信です。つまり将軍から行灯先生へ。
手紙二つ書くために、国語辞典の付録「手紙の書き方」ページを大いに参考にしました。学生時代にはてんで使わなかったとゆーのにね。

ところで手紙というと、「やぎさんゆうびん」って童謡を思い出します。
霧島、あの歌妙に好きです。
何でだろ?
エンドレスなところが愚かしいからか?

拝復

新緑の頃、御清栄のことと存じ上げる。
此方は花の盛りである。尤も、雑事に忙殺され、花見もままならない。観光地も近いのだが、何処にも行っていない現状だ。
貴君も相変わらずの由、安堵するところである。
だが、貴君はややもすると食を疎かにすること、小生も十分に承知している。珈琲だけで過ごした日が無いとは言わせない。
偏にご自愛賜るよう申し上げる。

敬具


追伸 この手紙が届いたら電話を寄越せ。俺はお前の返信を待つほど気長ではない。

追々伸 俺もお前のことを考えながらこれを書いた。投函した後も、何時届くだろうかなどと考えることだろう。そう考えると確かに、お前宛ての手紙は、全て恋文同然だな。




速水から届いた手紙に、田口は眉を顰めた。
実のところ、今日も真っ当な食事は摂っていない。書類仕事に追われているうちに空腹の感覚が紛れてしまい、以後そのままだ。
見透かされているのが癪に障る。
だが、心のどこかでそれが嬉しいのは、互いの気持ちが近いと思えるからだろう。
気の長くない速水のリクエスト通り、携帯電話に手を伸ばす。さて、速水は忙しいだろうか。
最初の言葉を考える。せいぜい渋っちい声を出してやるのがいいか。
声を聞けばますます会いたくなるだろうが、ここは仕方ない、覚悟するとしよう。
どうせ、何をしていたって、会いたいに変わりはないのだから。
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