本日10月1日はコーヒーの日です。確か。
兎に角10月1日に間に合えという勢いですので、何も考えずに始めます。
去年はコーヒーの日をスルーしたんだっけなぁ?
やったような気もするけど、前振りで触れただけだったかな?
私信:みぃ様
65000ヒットおめでとうございます。
ハマりたての大事な時期に、ウチなんかですみません、ホント。
ドラマも映画もほぼスルーの不親切設計です。
これから原作網羅するとのこと、是非是非各作品の萌えツボを発見して下さいね!
自分用キリリク覚書
63333:夜明前さま
64444:とむ様(リクエスト待ち)
間違ってないでしょうか?
頑張れ、自分。
兎に角10月1日に間に合えという勢いですので、何も考えずに始めます。
去年はコーヒーの日をスルーしたんだっけなぁ?
やったような気もするけど、前振りで触れただけだったかな?
私信:みぃ様
65000ヒットおめでとうございます。
ハマりたての大事な時期に、ウチなんかですみません、ホント。
ドラマも映画もほぼスルーの不親切設計です。
これから原作網羅するとのこと、是非是非各作品の萌えツボを発見して下さいね!
自分用キリリク覚書
63333:夜明前さま
64444:とむ様(リクエスト待ち)
間違ってないでしょうか?
頑張れ、自分。
「へえ、こうなってるのか」
フィルターを裏表に引っ繰り返しながら、速水は感心したような声で呟いた。
田口は一つ頷くと、速水の手からフィルターを取り返す。
このフィルターは医療機器ではない。サイフォンで使用されるものだ。
カフェインの色が映り、ネルのフィルターはセピア色になっている。
「で、粉を入れるんだよな?」
「そう」
速水が尋ねると田口はまた頷いて、その通りにコーヒーの粉を落とした。
フィルターの上に黒い小さな山が出来る。
いつも淹れてもらっているばかりの、愚痴外来名物サイフォンコーヒー。
ふと、速水はその製作過程に興味が湧いた。
普段ならどっかり座って出来上がりを待っているところであるが、今日は田口の傍へ寄って、過程を逐一説明してもらっているのである。
「で、アルコールランプに火を点ける」
「……そういやこの部屋、火災感知器ないんだな」
今まで気付かなかった点に思い当って、速水は思わず呟いた。
田口はきょとんとした顔になる。
「いや、フツーあるだろ、警報」
東城大病院は大きい総合病院である。
自動火災報知機ぐらいは設置されている筈だ。
田口も首を傾げた。
「炎の大きさの問題じゃないのか?」
「アルコールランプなら実験器具の範囲なのかね」
つまりは今まで全く考えた事がなかったらしい。
相変わらず能天気なヤツだと、速水は可笑しな気分になった。
そんな、些細な疑問を追及している間にお湯が沸いて満たされていく。
浮き上がったコーヒー粉を、田口は丁寧にヘラで混ぜた。
間近に上るコーヒーの芳香に、速水の表情も緩む。
「このタイミングが重要なんだぞ」
「ふぅん」
心して聞け、という田口の口調だった。
だが、今一つ解らなかったので、速水は半端な相槌を一つ打っただけだ。
ただの「お湯」が「コーヒー」になってポットに落ちてくる。
「これで出来上がり」
「お見事」
自慢げな表情に釣られて、速水もひょうきんな言葉を返す。
そうして二人で呑むコーヒーは、いつもながらに大層美味かった。
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