45555はカウンター巧く働かなかったようです。
心当たりある方いらっしゃいましたら、ご報告下さいませ。
学生時代ネタが出てこないまま、随分前のネタメモ引っ繰り返したら、こんなタイトルのものが出てきました。
なので、勿体無いからやってみる。
デ●ズニーの「ハイスク●ル・ミュ●ジカル」のパロみたいなものです。
たーぶん長くなると思うんだよなぁ。
大雑把なストーリー展開しか脳内に出来ていないです。
まさに行き当たりばったりいぃ~~♪
心当たりある方いらっしゃいましたら、ご報告下さいませ。
学生時代ネタが出てこないまま、随分前のネタメモ引っ繰り返したら、こんなタイトルのものが出てきました。
なので、勿体無いからやってみる。
デ●ズニーの「ハイスク●ル・ミュ●ジカル」のパロみたいなものです。
たーぶん長くなると思うんだよなぁ。
大雑把なストーリー展開しか脳内に出来ていないです。
まさに行き当たりばったりいぃ~~♪
入院患者は須らく退屈気味である。
退屈を解消する為、病院側では様々な趣向を凝らすことになる。
これも利用者サービスのうちであり、経営努力だ。
今回企画されたチャリティコンサートもその一環で、入院患者を含めた院内有志による歌あり楽器ありのコンサートだった。
そのチャリティコンサートに、オレンジ新棟がミュージカルをやるらしい。
しかも今度は、最終兵器を投入してくるそうだ。
「まさかその『最終兵器』がお前とはねぇ」
不定愁訴外来で、田口は呆れた顔になった。
いや、正しくは呆れ半分笑い半分である。
笑われている当人である速水は、とてもじゃないが状況を笑い飛ばせなかった。
秀麗な顔を歪めて喚く。
「何で俺が人前で歌わなきゃならないんだっ?!」
「客が喜ぶからだろ」
田口のセリフはにべもない。
多忙極まりない速水を差し出すなんて、オレンジ新棟の蛮勇には田口も呆れる他無かった。
が、周囲の熱狂具合といったらどうだ。
兵藤の情報網によれば、既に録画DVDの予約まで始まっているという。
それも、結構イイ値段で。
今更速水が前言撤回すれば、暴動も起きかねなかった。
そんな事情で、台本と譜面とテープを手に、速水は不定愁訴外来へやって来ているのである。
「つーワケで、お前にも巻き込まれて貰うぞ」
「何でっ?!」
何がどうして「というワケ」だ。
田口は素っ頓狂な声と共に立ち上がってしまった。
だが、ソファにどっかり腰を下ろした速水は、偉そうな顔で田口を見上げていた。
「俺は多忙だ、練習時間なんか無い。ついでに言うと、楽譜がよく解らん」
「耳で覚えりゃいいだろ?」
「覚えられんことはないが、デュエットにゃ相手がいるだろ。そっちと時間を合わせるのがまた大変そうでな。その分、お前は大概ヒマしてるから」
「失敬な」
反射的に眉を顰めてから、田口は速水が散らかした台本をざっと見た。
ミュージカルではなく、ミュージカルの名ナンバーを語りで繋ぐ形のようだ。いわゆる音楽劇である。
選曲を見ればなかなか面白そうではあった。他人事だ。
「つまり、お前の練習に付き合えばいいんだな?」
「まあそういうコトだ」
「だったら両手合わせて、『お願いします田口様』って言え」
あんまりに速水が偉そうなので、田口はついついそう言った。
つまり、きちんと頼め、と言いたかったのだ。
しかし速水の返事はというと、
「偉そー。お前、女王様気質だったのか?」
という勘違いも甚だしいものだった。
田口が速水の顔面に楽譜を叩きつけたのも当然である。
退屈を解消する為、病院側では様々な趣向を凝らすことになる。
これも利用者サービスのうちであり、経営努力だ。
今回企画されたチャリティコンサートもその一環で、入院患者を含めた院内有志による歌あり楽器ありのコンサートだった。
そのチャリティコンサートに、オレンジ新棟がミュージカルをやるらしい。
しかも今度は、最終兵器を投入してくるそうだ。
「まさかその『最終兵器』がお前とはねぇ」
不定愁訴外来で、田口は呆れた顔になった。
いや、正しくは呆れ半分笑い半分である。
笑われている当人である速水は、とてもじゃないが状況を笑い飛ばせなかった。
秀麗な顔を歪めて喚く。
「何で俺が人前で歌わなきゃならないんだっ?!」
「客が喜ぶからだろ」
田口のセリフはにべもない。
多忙極まりない速水を差し出すなんて、オレンジ新棟の蛮勇には田口も呆れる他無かった。
が、周囲の熱狂具合といったらどうだ。
兵藤の情報網によれば、既に録画DVDの予約まで始まっているという。
それも、結構イイ値段で。
今更速水が前言撤回すれば、暴動も起きかねなかった。
そんな事情で、台本と譜面とテープを手に、速水は不定愁訴外来へやって来ているのである。
「つーワケで、お前にも巻き込まれて貰うぞ」
「何でっ?!」
何がどうして「というワケ」だ。
田口は素っ頓狂な声と共に立ち上がってしまった。
だが、ソファにどっかり腰を下ろした速水は、偉そうな顔で田口を見上げていた。
「俺は多忙だ、練習時間なんか無い。ついでに言うと、楽譜がよく解らん」
「耳で覚えりゃいいだろ?」
「覚えられんことはないが、デュエットにゃ相手がいるだろ。そっちと時間を合わせるのがまた大変そうでな。その分、お前は大概ヒマしてるから」
「失敬な」
反射的に眉を顰めてから、田口は速水が散らかした台本をざっと見た。
ミュージカルではなく、ミュージカルの名ナンバーを語りで繋ぐ形のようだ。いわゆる音楽劇である。
選曲を見ればなかなか面白そうではあった。他人事だ。
「つまり、お前の練習に付き合えばいいんだな?」
「まあそういうコトだ」
「だったら両手合わせて、『お願いします田口様』って言え」
あんまりに速水が偉そうなので、田口はついついそう言った。
つまり、きちんと頼め、と言いたかったのだ。
しかし速水の返事はというと、
「偉そー。お前、女王様気質だったのか?」
という勘違いも甚だしいものだった。
田口が速水の顔面に楽譜を叩きつけたのも当然である。
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