6回目です。7回目でエンド。
強引に今回終わりにすると、ちょっと長くなりそうだから切った。
読みやすい長さってどれぐらいぃ~~♪
サイトの方ですが、2009年4月5月分のファイルを移動しています。
めっちゃ気合入れて書いてた頃なので、一月分のファイルが19もあったりするんだ……メンドい。
確認が疎かですので、リンク切れなど発見したらご一報下さいませ。
まーたカウンターの設定をしくじったらしい。47000もスルーです。
心当たりのある方はご報告下さると嬉しい。
お知らせメールすら来てないのは何でだろ?
強引に今回終わりにすると、ちょっと長くなりそうだから切った。
読みやすい長さってどれぐらいぃ~~♪
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めっちゃ気合入れて書いてた頃なので、一月分のファイルが19もあったりするんだ……メンドい。
確認が疎かですので、リンク切れなど発見したらご一報下さいませ。
まーたカウンターの設定をしくじったらしい。47000もスルーです。
心当たりのある方はご報告下さると嬉しい。
お知らせメールすら来てないのは何でだろ?
結局、満足出来ないまま本番当日を迎えてしまった。
歌えば歌うだけ、違和感が募るばかりだ。
モチベーションは最低の状態。
うんざりした気持ちで、速水は観客の前に立っていたのだった。
「もういいです」
「え」
デュエット二曲が終わって、ステージの袖に引っ込んだ速水に、浜田は笑顔で告げた。
怪訝な顔になった速水を、小柄な浜田は臆することなく見上げてくる。
「気持ちここにあらずで歌われるのは、お客さんにも音楽にも失礼です。速水先生は退って下さい」
「小夜ぉっ?!」
浜田の爆弾発言に、如月が素っ頓狂な声を上げた。
素早く別の誰かが如月の口を押さえて黙らせた。
ステージ袖とは言え、エントランスに手を加えた程度では、客席まで舞台裏の声が聞こえてしまう。
浜田は如月にちらっと笑みを見せると、再度速水を見上げた。
「テクニックだけじゃ、歌は心に響かないです。速水先生の気持ちは、何処へ向かってますか? 誰に向かってますか? 少なくとも、隣にいる私じゃないですよね」
「浜田…………」
糾弾されて、速水は一言も反論出来なかった。
練習の時からずっと、考えていたのは田口と一緒に歌った事だった。
優れた歌い手である浜田は、そんな速水の心中を見抜いていた。
「悪い」
「謝るなら、お客さんと翔子ちゃんに」
「そうだな。悪かった」
「え、え???」
今日の日の為に東奔西走したのは如月だ。
その労力を無碍にしてしまうのは、少々申し訳なかった。
だが、気持ちの篭らない歌をダラダラと歌い続けることも出来なかった。
速水が一言詫びると、ワケが解っていない如月は目を白黒させた。
「後は頼む」
「はい」
浜田に頷けば、力強い頷きが返ってくる。
速水が歩き出すと、スタッフが割れて道が出来た。
速水は堂々と舞台裏から出ていった。
赴くのは、気持ちが向かう先だ。
「え、ウソ、どうしようっ?!」
予想外の展開に、速水が出て行った出口と浜田を何度も交互に見る如月に、浜田は小さく笑った。
救急対応はきちんとやってみせるのに、こんな他愛もないことでテンパっている如月が可笑しかった。
「大丈夫だよ、翔子ちゃん」
「小夜?」
「私一人で十分だから」
自惚れではなく、それは自信だ。
浜田はにっこり笑ってみせた。
歌えば歌うだけ、違和感が募るばかりだ。
モチベーションは最低の状態。
うんざりした気持ちで、速水は観客の前に立っていたのだった。
「もういいです」
「え」
デュエット二曲が終わって、ステージの袖に引っ込んだ速水に、浜田は笑顔で告げた。
怪訝な顔になった速水を、小柄な浜田は臆することなく見上げてくる。
「気持ちここにあらずで歌われるのは、お客さんにも音楽にも失礼です。速水先生は退って下さい」
「小夜ぉっ?!」
浜田の爆弾発言に、如月が素っ頓狂な声を上げた。
素早く別の誰かが如月の口を押さえて黙らせた。
ステージ袖とは言え、エントランスに手を加えた程度では、客席まで舞台裏の声が聞こえてしまう。
浜田は如月にちらっと笑みを見せると、再度速水を見上げた。
「テクニックだけじゃ、歌は心に響かないです。速水先生の気持ちは、何処へ向かってますか? 誰に向かってますか? 少なくとも、隣にいる私じゃないですよね」
「浜田…………」
糾弾されて、速水は一言も反論出来なかった。
練習の時からずっと、考えていたのは田口と一緒に歌った事だった。
優れた歌い手である浜田は、そんな速水の心中を見抜いていた。
「悪い」
「謝るなら、お客さんと翔子ちゃんに」
「そうだな。悪かった」
「え、え???」
今日の日の為に東奔西走したのは如月だ。
その労力を無碍にしてしまうのは、少々申し訳なかった。
だが、気持ちの篭らない歌をダラダラと歌い続けることも出来なかった。
速水が一言詫びると、ワケが解っていない如月は目を白黒させた。
「後は頼む」
「はい」
浜田に頷けば、力強い頷きが返ってくる。
速水が歩き出すと、スタッフが割れて道が出来た。
速水は堂々と舞台裏から出ていった。
赴くのは、気持ちが向かう先だ。
「え、ウソ、どうしようっ?!」
予想外の展開に、速水が出て行った出口と浜田を何度も交互に見る如月に、浜田は小さく笑った。
救急対応はきちんとやってみせるのに、こんな他愛もないことでテンパっている如月が可笑しかった。
「大丈夫だよ、翔子ちゃん」
「小夜?」
「私一人で十分だから」
自惚れではなく、それは自信だ。
浜田はにっこり笑ってみせた。
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