カウンターが70000越えました!
ご来訪の皆様には、重ねて御礼申し上げます。
最近はご挨拶にもろくろく参上しない体たらくサイトを、見捨てないで下さっている皆様には足を向けては寝られません。
今後もどうぞ宜しくご指導下さいませ。
所詮どんな真面目な挨拶をしたところで、中身は一発芸のフザケた話です。
ネタ被り防止の為に、大雑把にスウィートライフシリーズを読み返しました。
その中の前振りでふと「こんなの書きたいな」ということを書いていて、そのまま放置状態になっているものがあったのです。
もうネタバレ有効期間も過ぎているだろうからやってしまいます。
……寧ろ鮮度劣化により、消費期限も過ぎている気がします。
2010年版このミスの、短編ネタです。
犬猫コンビが愚痴外来に情報収集にやって来ます。で、当然ながら地雷原お手ずからお淹れになったコーヒーが歓迎してくれるワケですが……。
一年も前に思いついたことを、今になってよく思い出したものです。
つーか、切っ掛けがあれば簡単に思い出せるものなんだなぁと。
折角だから晒すことにします。
それではどうぞ。
ご来訪の皆様には、重ねて御礼申し上げます。
最近はご挨拶にもろくろく参上しない体たらくサイトを、見捨てないで下さっている皆様には足を向けては寝られません。
今後もどうぞ宜しくご指導下さいませ。
所詮どんな真面目な挨拶をしたところで、中身は一発芸のフザケた話です。
ネタ被り防止の為に、大雑把にスウィートライフシリーズを読み返しました。
その中の前振りでふと「こんなの書きたいな」ということを書いていて、そのまま放置状態になっているものがあったのです。
もうネタバレ有効期間も過ぎているだろうからやってしまいます。
……寧ろ鮮度劣化により、消費期限も過ぎている気がします。
2010年版このミスの、短編ネタです。
犬猫コンビが愚痴外来に情報収集にやって来ます。で、当然ながら地雷原お手ずからお淹れになったコーヒーが歓迎してくれるワケですが……。
一年も前に思いついたことを、今になってよく思い出したものです。
つーか、切っ掛けがあれば簡単に思い出せるものなんだなぁと。
折角だから晒すことにします。
それではどうぞ。
「相変わらず恐ろしい婆さんだ。簡単にこの俺の背後を取るとは」
加納警視正の呟きを、藤原看護師はしっかり耳に拾って、加納の背後で一人ほくそ笑んだ。
また、別の日。
「はい、どうぞ」
「うわぁっ! あ、有り難う御座いますっ」
椅子から跳び上がる勢いで、兵藤医局長が振り返る。
コーヒーカップにぶつかりそうになって、咄嗟に藤原はカップを避けた。
しどろもどろに礼を述べる兵藤ににこやかに応じながら、藤原は内心ほくそ笑んでいた。
また、別の日。
「あ、有り難う御座います。いい匂いだ」
「いいえ。これが私の仕事ですから」
藤原が声を掛ける寸前に、速水が振り返ってコーヒーの芳香に目を細めた。
速水の謝辞に謙遜しながら、藤原は内心舌打ちしていた。
「今週は6勝2敗か…………やはり速水部長は手強いわ」
手帳の隅っこに白い丸印を書きこんで、藤原は一週間を振り返った。
外来者の背後を取ってコーヒーが出せるか、出せないか。
藤原が一人で密かに楽しんでいるゲームである。
大概は藤原の勝ちだが、一部のカンのいい相手には、五分五分かそれ以下の勝率になってくる。
「もっと気配を消す工夫が必要ね……」
とても定年過ぎとは思えないバイタリティで、藤原は技術向上に努めるのであった。
……そしてますます神出鬼没になり、田口は心臓に悪いメに遭うのである。
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